沢柿 教伸
Takanobu Sawagaki Ph.D.
博士(環境科学)
法政大学 社会学部

JARE70周年

1956年に第1次隊が出発し年明けの1957年に昭和基地が開設された日本の南極観測は今年で70周年を迎えます。国立極地研究所を中心に記念事業が実施されますし、7月からは日本科学未来館にて特別展「大南極展」が開催の予定です。
JARE50周年のときには私は昭和基地にいました。当時科学未来館の館長をされていた毛利衛氏らの視察団を昭和基地でお迎えしたのが懐かしいです。そのときは上野の科博で南極展が開催されていましたが、その会場からの衛星回線中継で生まれたばかりの息子と対面させてもらいました。あの越冬中に生まれた息子ももう成人です。月日のたつのがなんと早いこと...

春うららの高原リゾート

今日は新任教員をあつめた研修会が多摩キャンパスで開催されているので土曜日出勤です。私の出番はないのですけど、春うららの高原リゾート気分で、執務室でたまった仕事をしています。多肉植物から伸びた花芽の先が開花しました。キャンパスの日向にはフデリンドウも咲き始めています。ちょっと早いですが端午の節句の演出もはじめました。

海自が南極観測から撤退

うすうす聞いてはいましたが、ついに「ふじ」就航以来砕氷船を運航してきた海自が南極観測から撤退ですか...記事にもあるように、運航を引き継ぐJAMSTECのほうが柔軟に事業計画の策定することが可能なのは確かだろうとは思います。また、これまでの知見を生かすために経験ある自衛官を約30人程度支援派遣するとのことなので、そこも不安はなさそうです。いっそのこと、昭和基地の運営・管理も民間に委託にしてもよいのかも。ペンギン饅頭号の登場も夢ではなさそう。

新年度スタート

桜が満開の多摩キャンパスで新年度が始まりました。
見上げれば枝いっぱいの花、足もとでは新入生たちの往来。
キャンパス全体が、どこか浮き立つような空気に包まれています。
広場の木には分蜂したミツバチがひとときの仮宿をしていました。
攻撃性は低く、刺激しなければやがて次の場所へと静かに旅立っていくはずです。
そのすぐそばでは、新歓行事の一環でフラダンスの披露もありました。
ゆったりとしたリズムに、見ているこちらの呼吸までほどけていくようでした。
人も、ミツバチも、そして風に揺れる花びらも。
同じ春のなかで、いくつもの“出発”が重なっています。

Mac歴40年目のNeo


噂のNeoが届きました。色は思い切ってシトラスにしてみました。2020年に南極に出かける前に購入したAir(M1)以来、6年ぶりの新調です。最初に手にしたPlus以来、Macとの付き合いも40年になります。この間に使ってきた機種も数知れず。この価格でこの性能が手に入るのは、当然の帰結とも思えますし、どこか夢のようでもあります。
 さっそくケーブル直結でデータ移行。NeoのUSB-CはThunderboltではなくUSB3規格ですが、200GBほどが1時間半ほどであっさり完了して、拍子抜けするほどスムーズでした。Vineで動かしていたWindowsアプリが移行後もそのまま動いたのには少し驚きました。
 もう日常業務にはこれで十分です。ヘビーな動画編集や大規模なデータ解析をするわけでもなく、ローカルAIを回す予定も今のところありません。むしろ、いくつもの拠点を渡り歩く今の働き方には、この軽さと気軽さがちょうどいい。6年もののM1 Airの性能にも不満はありませんから、それも生かしつつ、拠点ごとに置いておいて、身一つで移動するだけでもいいくらいです。どうせメールもデータもすべてクラウドにありますし。
 アカデミック価格ならTouch IDモデルでも10万円以下です。学生のみなさんにも十分おすすめできます。むしろ、レポートをiPhoneやiPadで済ませてしまうより、こういうマシンでしっかり書いてほしいところです。どうせiPhoneは持っているでしょうから、Appleお得意の連携機能を活かして使えば、なお快適です。

入学式

入学式の朝に千鳥ヶ淵を散策して満開の花を見てきました。このところ菜種梅雨っぽい天気が続きましたが、おかげさまで今日は晴れました。


バスの運行が変わります

4月から多摩キャンパス方面のバスの運行が変わります。京王バスではキャンパス発の「連節バス」が新設されます。この春休み期間中に、連接バスに対応するためバスターミナルの改修を進めてきました。

連節バスは主に西八とめじろ台の各駅への直行便として運行されますので、バス待ち列を分けるカラーレーンを引き直しています(https://www.hosei.ac.jp/tama/important/article-20260319100900/)。

なお4/4に神奈中バスの運賃改定もあります。4月1〜3日に定期券を購入すると値上げ前の価格で購入できますのでお得です(https://www.hosei.ac.jp/tama/important/article-20250306190115/)。

https://kawariyuku-machida.com/article/85186.html

アカデミックガウンことはじめ

学位授与式。午前・午後の二部制。千鳥ヶ淵の桜はまだ三分咲きと言ったところ。今回から、総長・副学長・学部長はアカデミックガウンを着用することになりました。ファブリックの質感は写真で見るよりずっと良いです。けどちょっと暑い。

このアカデミックガウンについて個人的に何人かから質問を受けました。ちまたのSNSでもそれなりに話題になっているようです。そこで少し補足を。
Khor総長の告辞後半の第四のメッセージ「社会を変える力」の中に、この装いの意味が語られています。
「学位服は、排除の象徴でもあり、同時にそれを越えてきた証でもある。
 その両義性を知ったうえで、なお着る――。」
Khor総長は、昨春の就任前にはDEI担当理事としてその領域を担ってこられました。その言葉として読むと、この選択の意味はよりはっきり見えてきます。
このガウンをめぐって、実は学内でさまざまな意見がありました。「両義性を引き受ける」という言葉はそれも踏まえてのことなのだろうと思います。こうした多様さを含めて引き受けているところに本学らしさがあると思っています。
昨日のあの重さは、布地だけのものではなかったのでした。

式台の復活

連休は、お彼岸の供養と片付けのために実家に帰っておりました。
 雪に閉ざされていたあいだ手をつけられなかった外回りに、ようやく着手。物で埋まっていた式台も、どうにか人を迎えられる状態まで復旧し、かろうじて“家の顔”らしい表情を取り戻しました。本来なら、ここに住職の姿があって然るべきなのでしょうが……
 式台といえば、寺社における正式な玄関。かつては人の出入りがあり、声があり、用事が行き交っていた場所です。幼い頃、そこに立つと、家の中の時間と外の季節とが交わる気配をふと感じたものでした。
そうした場の格式を整えることが、お彼岸の供養の一つでもあり、ご先祖さまへのささやかな応答になるのではないか──そんな思いで、春が来たらまず手を入れたかった箇所なのです。
 ここは、ただの出入口ではなく、建屋の呼吸が外へとひらく場所でもあります。春のやわらかな光と風が出入りしはじめて、内と外とが少しずつ呼応を取り戻していくのが感じられました。
 一方、屋内ではデコ活にちょっとした新境地。窓から差し込む光が、無造作に置かれたものたちを選び取るように浮かび上がらせている。その配置にふと気づき、ゴミの地層から発掘した“非晶質(地質用語)”のアイテムを、今度は意識して再配置してみました。すると、謎の品々がなぜかそれらしく見えてくるから不思議です。
 家全体から見れば、まだ人にお見せできるのはごく一部にすぎません。それでも、一点突破から全面展開へ。そんな心づもりで、しぶとく続けていこうと思います。
 気がつけば、日差しはすっかり春のもの。片付けというより、埋もれていた時間を少しずつ呼び戻しているような感覚でした。春は、こういうことを進めるのに、ちょうどいい季節のようです。

最初の一輪

職場から徒歩三分、靖国の桜の標本木に数輪だけ花がついていました。最初の一輪にはやはり少し気持ちが動きます。開花宣言も近いです。

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