久しぶりの博物館
真っ青に抜けた空.北海道の一年で最高の季節.
息子をつれて久しぶりに博物館へ「科学者のフィールド・スケッチ展」を見に行く.
坂本直行さん,太田昌秀さん,木崎甲子郎さん,橋本誠二さん,樋口敬二さんなど,地質・極地の研究者の作品が大半.私は仕事柄,どの方の作品も日常的に目にする機会が多い.今回は,掘り出し物がないかと期待していったのだけれど,それほどでもない.
O教授の作品があったのはちょっと異質に感じられた.作風も違うし...パンフに記載がなかったのでそこの人に聞いてみたら,企画の実施間際になって追加されたものだということだった.
絵を趣味とされていて個展も開催されているくらいの方ばかりなので,ここでの企画が展覧会的なものになっていては意味がない.博物館として「科学者」のフィールド・スケッチを銘打つならば,もうひとひねり欲しかったな,と思う.
しかし,フィールド・スケッチを一つのカテゴリーとして博物館展示で扱おうとする姿勢は評価できる.かつて「地理学は芸術だ」と題した講義をしていたこともある私としては,スケッチと写真の違い,スケッチを通して自然を理解し記録する意義について,もう少しアピールしてほしかったと思った.