修論発表会
修論発表会終了.M2のみなさんお疲れさん.
私のほうは,今までになく心身ともにぼろぼろ.
忙しさの苦痛を晴らそうとロード・オブ・ザ・リングのDVD-SP Ex. Ed.を衝動買いした.じっくり鑑賞している暇なんてあるわけないのに…
このセットには本編DVDの他にもDVDがついていて,映画の製作裏話を追ったインタビューシリーズが収録されている.本編は観る暇がないのでこの付録だけをつまみ見していたら,つい引き込まれてしまった.
原作の指輪物語は,言語学者のトールキンによって,十数年の年月をかけて書き上げられたものである.付録DVDの中では,その一大物語を,映画という限られた時間で忠実に再現しようとした映画スタッフたちの苦労話が語られている.そのために,監督や脚本家たちは,原作を読みこなし,必要最小限のエッセンスを抽出し,はたまた,原作を尊重するがゆえに,原作にはないシーンを書き加えたりもしたという.色・音・演出・背景等々,あらゆる手段を用いて,原作の伝えようとした真意を一つ一つのシーンに集約して表現しようと努めていたのである.
ここ2週間ほど,M2の発表練習につきあっていて思った事は,口頭発表とはまさに,小説を映画化するようなものだ,ということである.ビジュアライズの手法・エッセンスの抽出・効果的な(ちょっとした)ごまかし方…等々.論旨を明確にし,それを限られた時間で多くの人に理解してもらえるように発表することは,テクニックの問題にとどまらず,物事の本質を見抜く力を養い,自分でも気づかなかった内容を顕在化させるプロセスでもあるのだ.
このところ,寝不足気味で,徹夜明けの躁状態に似た精神状態が続いた.どうもそのツケが一気に回ってきたのではないかと思えるほどの疲れを感じる.