名刺

帰国後まもない頃は,まだ身分がどのような扱いになるのか実情を把握できていなかったので,これまで印刷するのをためらっていたのだけれど,さすがにいろいろと外との付き合いも多くなってきたので,名刺を作る事にした.

学位,研究院と学院.研究の専門と教育の担当,住所,電話番号,E-mailアドレスなど,原稿を作ってみると,名刺に盛り込むべき内容は非常に多くなってしまった.しかも私の場合,どれも長ったらしい組織名称ばかりだし,外国人との付き合いも考えると英語版も欲しくなる.これぐらい書いておかないと,自分の立場を説明するのに一苦労なので仕方がない.こうなると,限られた紙面にどれだけの情報を盛り込めるかが勝負だ.取捨選択しなければいけなくなって一苦労.

学生の頃,さるお方から「北海道大学 教授 北海太郎」とだけ書かれた非常にシンプルな名刺をいただいた事がある.当時はこれで充分だったんだよねぇ.

それだけ,世の中単純じゃなくなっている,ってことなのか...