科学者からのメッセージ

日本学術会議と北大が主催する「地球温暖化〜科学者からのメッセージ」(PDF)を聞いてきた.学術会議から直接連絡を受けたとおぼしき,地球科学関連の北大名誉教授が何人も聴衆中にいらっしゃった.一般聴衆も大勢で,学内の私が一席を陣取るのが気が引けてしまうほど.

後半のパネルディスカッションは,司会の竹内氏が報道畑であるせいか,Politicな議論に傾きかけた.あれあれ,と思っていたところ,Susan Solomon氏の「研究者としてそこまで立ち入ると研究者自身の価値をおとしめることになる」という発言に司会者が敏感に反応して「科学者からのメッセージ」に主題を戻そうとしていたところはさすがだと思った.

私としても,そこのところが一番聞きたかったわけで,私みたいな場末の研究・教育者のはしくれが指針とできるような何かをそれぞれの発言からくみ取ろうとしたのだけれど,科学者として学術会議やIPCCに深く関わってこられた方々が,どのようなスタンスとポリシーで温暖化問題に向き合っておられるのかがなんとなく見えたような気がする.政策にからむところはやっぱり東大の独壇場という気もしたけど...