ジオパーク

UNESCOが支援する世界ジオパークネットワークに日本から初めての加盟申請として洞爺湖有珠山・糸魚川・島原半島が選ばれた.選ばれた地域,候補に挙がっていたものの今回見送られた地域,ともに地元紙では悲喜こもごもの報道があいついでいる.

これまで地理学会や地質学会でもシンポジウムが開催されたりしいて,動きには注目していた.Geoparkの発想はもともとドイツで始まったGeotope(独Geotop)という地理的にひとまとまりの単位として地質学的事象を理解しようという理学的概念から出発していると聞く.世界遺産は文化遺産と自然遺産に区分されていて,その保全が主目的だけれど,Geoparkには,持続可能な開発とか地域経済の振興などの目的も含まれている.その意味で,Geotopeとはだいぶ違った方向に進んできているといえる.

ドイツの事情に詳しいうちの教授などは,本来のドイツ的発想でやる必要がある,と常々発言されてきているけれど,さて,日本型のジオパークはどんなふうに実現されていくのか,今後の展開を見守っていこうと思う.