地形編みもの
一日中LPS.慣熟もかねて実質的なデータで作業している.この図は,無数の小さな三角形の集合.水平面にあるのではなく3次元空間にいろんな方向に傾いている三角形.こういうのをチマチマをと地形にフィットするようにプロットしていく.大きな三角形で代表させられるような大ざっぱな斜面もあれば,小さな三角を細かく並べていく必要がある微細な凹凸がもある.いわゆる「有限要素法」というやつですな.
この地道な作業をなにかに例えるとすると,レースの編み物をしているような感じかなぁ.不要な範囲との境界では絶妙な末端処理も必要で,このへんはまさに編み物の感覚に近い.
扇状地.頂稜,バットレス,円弧辷り,融解凹地,モレーンリッジ,二重山稜,メアンダーなど,地形のパターンごとにどう三角を組み合わせればよいかを瞬時に判断できるようになった.等高線をトレースするという旧来の解析図化機とは根本的に作業の発想が違うけれど,地形パターンは等高線で頭の中に入っているので,並べた三角の集合がちゃんと現実の地形を再現しているかどうかをチェックするには,やっぱりコンターを描画することになる.
地形屋にとっては,凝りはじめるとクセになりそうな作業.問題はどこで満足してやめるか,というところだろうか.