地震ととにもやってきた

昨日,書評を頼まれた本が届いて,じっくり読みたい衝動に駆られながら,そのまま入学ガイダンスに突入.帰宅してから読み始めたら止まらなくなって,粗稿のためのメモを取りながら結局朝まで読みふけってしまった.今朝は寝不足.

書評に書きたくても書けそうにないことだけ.ここに少し書いておこう.

書評依頼は地震ととにもやってきた.

3/11に「ついに出る決定版!」とtwitterに書いたのが13:33,その次のtwittが「 札幌また揺れています.結構長い横揺れ.」(14:49 )として記録されている.

通常ならすぐに二つ返事で承諾するところ,さすがの札幌でも,まずは近辺の被害確認・人員確認に追われ,その後,次々とあきらかになる津波被害の無残さに圧倒され,個人的な家族の事情もあって,返事を出すことすら忘れかけていった.月末に東京で開催されるハズだった学会の会場で著者ご本人から著書をいただく手はずになっていたのだけれど,開催中止でそれもかなわず,ようやく昨日になって郵送されてきたものを手にすることが出来たという次第.

元気が残っている他の日本ががんばらなくて復興はあり得ない,と思いつつ,平常心を心がけて被災された人の分までがんばろうと思ってはきたものの,やっぱり鬱屈さはなかなか晴れない.そんな気持ちの中で,研究者として何度経験できるかと思えるほどの高揚感が,この本を読み始めてあふれ出てきた.沈み込んだ気持ちとのコントラストが,高ぶる気持ちを一層ひきたててしまったようにも思う.そんな感じで書いた書評であるから,もしかしたら,冷めた読者には奇異に感じられるやもしれない,でもそれでいいのである.

この一大事とともにやってきた大著とその書評依頼は,いろんな意味で私の生涯の記憶に深く刻まれることだろう.

原稿はもうほとんど完成している.あとはもうしこし冷めた頭で最後のチェックをすることかな...