Mac Plusが40年ぶりに
大型連休にはいって帰省し、あいかわらず実家の片付け。まったく終わりの見えないエンドレス地獄です。新緑の田園風景と、残雪に輝く立山連峰の雄姿だけが救いです。 今回は思い切って、これまで避けてきた旧家屋のほうに着手しました。全体像を把握しようと“宝探し”をしていたら、なんと、大学3年のときに大枚はたいて買ったMac Plusが出てきました。マウスのケーブルは切れ、キーボードは行方不明。それでも「80MB」のハードディスクが一緒に出てきたのには思わず苦笑いしてしまいました。これで卒論を書いたんですよね。まだ学生がワープロを使うようなこともなく、地質図は色鉛筆で塗っていた時代です。Mac Drawで描いた柱状図が妙に受けていました。 映画『バック・トゥ・ザ・フューチャーII』で骨董品扱いされ、『スタートレックIV』では、マウスをマイクのように握って「コンピュータ?」と話しかけてしまう、あのマシンです。いまや「Hey Siri」と呼びかけるのが当たり前になったことを思うと、あのとき映画で見た未来に、現実が静かに追いついてきたのだなという感慨が湧いてきます。 私のMac遍歴はこのあと、エポックメイキングなところでいえば、SE/30、PowerBook 140、PowerPC、Duo、初代iMac、G4、Mini、Air、M1、そしてNeoへと続いていきます。 発掘したPlusちゃんに電源を入れてみると、「ポーン」という音はしたものの、ブラウン管は沈黙したままでした。外側だけを生かして、中身をMac mini(M4)と液晶モニタに入れ替えてやって、オブジェとして蘇らせてみようか……そんなことを考えています。 折しも今年はApple創業50周年、そしてMacintosh Plus発売から40年。自分の時間もまた、きちんと堆積しているのだなと、妙に納得しています。