点の記

新春特別番組で,劔岳に三角点を設置して標高を測りなおした番組を見る.地理院の測量技師のプロ魂と,柴崎芳太郎の偉業がひしひしと伝わる良作.

今回のGPS測量で剱岳の最高点の標高は2998.6m(四捨五入で2999m)と決定されたわけだが,柴崎が測量した位置はその最高点とはちょっとずれていて,そこは確かに柴崎が算出した値で間違いなかった,という話.

じつは私は「二番目物語」というのが好きだったりする.

アムンセンとスコットの南極点到達レースもいわば二番目物語である.アムンセンに遅れてほぼ一月後にスコットが極点到達したことによって,アムンセンの一番乗りとその正確さが確認されたわけだ.

12年前に私がボツンヌーテンに登ったのも一次隊以来の二登目だった.正確には一次隊が登った中央峰ではなくて東峰だったのだけど,犬ぞりでやってきた一次隊の偉業をしみじみと感じることができた.

そして,あれから干支がひとまわりした今年...フフフ...

3000mを越えることを期待されていた剱岳だけど,それにちょっと及ばない,というのが,またまた私の好みにぴったりなんである.我が心の山,それが「剱岳」.今日も一日,実家の窓からながめている.