電話で参加
午前中,ひょんなことから発見されたレドームパネルの予備品を片付ける.環境保全の使命に燃える我が隊は,廃棄物として持ち帰ることができそうなものに鵜の目鷹の目なんだけど,これは残念ながら保管されることになった.
午後,ロープワーク訓練.一応,月一回の防災訓練としての高所脱出訓練も兼ねている.一度に全員は無理なので,今日と明日,午前と午後に分けて実施.講師は文科省登山研修所で講師もしている登山家のフィールドアシスタント.
昔取った杵柄というやつで,楽しみながら訓練に参加できた.
北大でお世話になった成瀬先生の退職記念パーティに電話で参加.先生は私が前回南極にきたときの副隊長でもあった.基地の食堂には各隊のアルバムや新聞が残されているが,先生が最初に越冬された10次同行の記者による記録を見ると,「特別な観測機器もあるわけではなく,地道に足と体で観測をしている研究者」という評があった.我が意を得たり.この時の成果は結局Nature誌にものった論文へとつながるわけだが,先生の残された成果をいまだに我々は越えられずにいる.
電話で参加したのは,私の他に3名いた.みな先生にゆかりのある人たち.同時に4人もの関係者が昭和基地にいるというのも,先生の極地研究に対する深い御造詣の賜であろう.今後は「NPO法人 氷河・雪氷圏環境研究舎」の主催者としてご活躍されるとのこと.今後のご発展を祈念する次第.