生中継

朝一で,VIP一行はスカルブスネス巡検に出発.弁当を持たせてヘリポートまで送る.

image午後,報道ステーションの毛利さん中継の準備を開始.私はカメラマン役.

氷床と海氷の白さは何者にも勝る強力な光源で,カメラの設定をそれに合わせてしまうと人物の顔やその他の被写体が真っ黒になってしまうし,その逆だと背景が飛んでしまう.放映時の太陽の方向などを勘案しながらコントラストを調整するのだが,これが結構大変.急遽レフ板を作ったりして対応する.

野外巡検から基地にもどった毛利さんをすかさず中継撮影地点へお呼びして,テレビ局と打ち合わせ.局のディレクターらしき人からの指示でズームイン・アウトやパン操作を行う手はずを決める.報道ステーションは生番組なので,本番に入ってしまうとあとは出番をひたすら待つのみ.でも,その待ち時間の間,大晦日〜新年の中継時のように,実際に日本で放映されている番組を見ることができて,なんとなく得した気分になった.でも,日本からのニュースは凄惨な事件ばかり.

本番はなんとか無事終了したが,太陽の方向などの都合から大陸側を背景に選んだことや,左右への振りがほとんどなかったことなどにより,全体としては単調な画像になってしまったのではないかと反省している.本当の南極らしさをだすのはなかなか難しい.

基地建物外からの本格的な中継は,この越冬では初めてのことで,いろいろと工夫を凝らしたものの,夏の穏やかな気象条件下であったからこそ可能だったという面もあり,一年を通して同様のことをやるのは不可能だろうと思う.

【宣伝】今回の毛利さんたちの南極訪問の内容が下記のフォーラムで報告される予定.

  • オープンフォーラム南極:2007年1月28・29日
  • 第一部(1/28):今井さんと立松さんがパネリストとして出演
  • 第二部(1/29):毛利さんがパネリストとして出演

  • 夕食後,VIPのお三方にお願いしてサイン会を開催.毛利さんの大ファンであるカミさんのために特別のメッセージをしたためていただく.

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    夕食後,地学棟で47-48の地圏関係者を集めて引継ぎ開始の顔合わせ懇親会.その後,バーに行ったら皆遅くまで飲んでいる.結局,深夜から明け方にかけての太陽と月を撮りたいと待機していた今井さんにつきあって,南極観測談義をしながら,3時頃まで飲み続けた.