戦線離脱

組長とドクターとの協議の結果,膝の容態を勘案して戦線離脱を宣告され,最後の野外調査地ボツンヌーテンに行けなくなった.最も楽しみにしていた場所だけに,ショックは大きい.膝のほうはもうずいぶん回復して全然平気なのだけれど,爆弾をかかえて望むにはリスクの大きい場所と言うことで宣告を受諾.野外主任の立場としても,自分がリーダーだったとしても,やっぱり同じ判断をしただろうと思う.

それにしても,不用意に膝を痛めてしまったのは今越冬最大の痛恨の極みである.こんな始まりじゃ,この先,本厄の一年間が思いやられる.

image昼食後,100kl水槽の掃除.荒金ダムと熱交換二次水との間のバッファーになっているタンクで,普段は,比較的温かい水が貯められている.全体を覆いで囲われているので中に入るとムンとする湿気を感じる.覆いの壁面についたドロをこすり落とし,水を抜きながら床の砂も洗い流して終了.

夕食後,各観測棟を回って,持ち帰り一般物資をAヘリの脇に集積する.

ドーム隊は,最後まで掘削を続けるパーティと,一足早く昭和基地まで戻ってくるパーティに分かれた.本日,先発隊が復路を出発.