現場との乖離

再生紙偽装が環境偽装と言われ,食品表示の偽装がたたかれ,建築基準の偽装で評価ソフトの大半がダメになり,おかげで建築業界が不況になり,温暖化ファッショが政治的に利用されている現実も含めて,世の中最低の状況.

...とは言っても,お菓子を食べておなかを壊したという話はとんと聞かなかったし,現在の製紙技術で生産可能な本当の再生紙とはどの程度の品質なのかも知らずに「偽装再生紙」を使ってきたわけだし,ソフトが完全ではなくてもそれなりに安全な建物はできていたわけだし...責任は,偽装者としてたたかれている現場の人たちだけにおしつけるべきものでもないような気がする.利用者側のリテラシーの問題もあるはずだし,なによりも,現場の実態も知らずに実現不可能でナンセンスな基準を定めてしまうほうの責任もあるはずだ.

この「現場との乖離」が,すべてを蝕んでいる元凶なのだろうと思う.