スイス人のこだわり
SwissInfoに地形立体模型作者の紹介が載っていた.数少ない私の担当講義の中でもたびたび紹介してきた,レリーフ模型の第一人者でもあったEduard Imhof (1895-1986)教授の話も出てくる.
左の写真は,スイスに行ったときに古本屋で見つけて買ってきたImhof教授の著書.
今回紹介されているトニー・マイヤー氏の作品もなかなかのもの.スイスはきれいな地図を作ることでも有名.関連記事でも紹介されているように,紙幣に使う紙と同じもので地図を印刷しているのだとか,こういう芸術品に近い代物をぐちゃぐちゃに折り曲げて登山に持って行こうという気がしなくなるので,実用品との兼ね合いが難しいところだ.
調査に使う地図には,いろいろと書き込みもする.フィールドノートと同等かそれ以上に貴重なデータでもある.調査に使う地図はなるべく折り曲げないようにしている,というウチの教授のやり方は正しい.
最近は,Google EarthやGISソフトで簡単に3Dの地球を表現できるけれども,いかに見せるか,という面については,工夫や努力やセンスが要求される面がたくさん残されていると思う.「ベランのパノラマ」なんかも見習う部類に入るだろう.とはいっても,実は日本のカシミールソフトはこういう職人気質を持ったスイス人からも高く評価されていたりする.
ということで,執筆中の論文で共著者からのリクエストに応えるため,大昔に作った図を引っ張り出してきて加工を始めているところ.Pov-Rayがインテルマックで動かないことが判明してちょっと焦ったけれど,ParallelsのWindowsで動くことが判明して安堵したり.