地史の中の役者たち

東京へ出張.道すがら「破局噴火」 (高橋正樹著・祥伝社新書)を読んだ.カルデラの地史・メカニズム・防災への対応について,映画や小説のストーリーを取り込みながら解説するという,あまり例のないスタイルで,一気に読めた.

自分の研究でもカルデラ噴火に伴う広域テフラを使うことが多いのだけれど,人の名前を覚えるのが苦手なのとおなじで,いまだに,主要なテフラでさえ,それらの名前と年代や給源がなかなか覚えられずにいる.でも,こうしてストーリーとして各地のカルデラを語ってもらうと,小説の中の個性的な登場人物たちの名前と人間関係が自然と印象づけられるように,ずっと記憶しやすくなったような気がする.