春うららの禅問答
昨日に引き続いて研究集会.春うららの新歓シーズンの大学キャンパスは,札幌にはない光景で,意外と新鮮.名古屋見物もそこそこにして夕刻に帰札.
今回の集会のテーマは,氷河湖の湖面を自動抽出する方法,なわけであるが,衛星データの意味するところの湖面と,人間が実物を目の前にして(あるいは画像で)認知するところの湖面とが,それぞれ同じかどうか,はたまた,どちらの認知が本質的な「湖面」を捕らえてるか,という問題に行き着くのである.一方で「自動抽出」にこだわる動機として,楽したい,ということの他に,人間の主観を出来るだけ排除して客観的にやりたい(そうでなきゃ論文が通らない)というのがある.
リモセンの自動抽出が「もっともらしいレベル」と判断するのは結局人間の主観なのではないか?それなら,最初から人間の主観を信頼してエキスパートシステムでやったらどうか?はたまた,昨今のPeer Reviewによる評価基準や分野間格差ってどうなのよ,みたいなことにまで思惑は及んでしまうのである.
自己問答の末に,春の陽気で眠くなった.禅僧なら警策でたたかれるところだな.