南極大学講義

南極大学の3回目.今回は自分の講義の番.今日の講義内容は

  •  「男子大生」
  •  「SPY」
  •  「長頭山のかたち」(私)

  • 私の講義の要旨は以下.

    宗谷海岸のシンボル的存在である長頭山は、見る方向によって様々に容貌を変えるかわった山です。その特異な地形は南極氷床の変動と密接に関わりながら形成されてきたといわれていますが、その成因についてはいまだに謎につつまれています。今回は、澤柿理論を駆使してその謎にせまってみようと思います。同時に、長頭山のかたちが我々に語りかける地球環境変動について解説したいと思います。

    掲示板に「澤柿教授」と張り出されるのはなんだかむずかゆい.

    今日の北海道新聞のWeb記事を見ていて,タロ・ジロの育ての親でもあり,私にとっては北大山岳部・地質学教室,そして南極観測の大先輩でもある菊池徹さんの訃報を知った.ボツンヌーテン登頂をめぐる因縁,カナダ滞在中にうけたご親切など,年齢は離れていたけれどもなにかとご縁のある方だった.南極観測五十周年を迎える今年,私が再び昭和基地で越冬しているこの時期に他界されたのもなにかの因縁かもしれない.

    氏のご冥福を祈り弔意を表したくて,急遽,今日の講義に菊池さんと私についての話を挿入させてもらった.おかげで時間を大幅に超過してしまい,しかも早口になってしまった.自分の中では一応のけじめを付けられたので自己満足度は高いけれど,長話につきあっていただいた聴衆のみなさんには大変だったかもしれない.

    合掌.