公開講座

「地球環境からみた北海道の自然」と題して9月2日〜19日の日程で行われた当研究科の公開講座の受講者に行ったアンケート結果を見る機会があった.別に秘密にすることでもないと思うので,その感想を.

公開講座には何年も連続して受講されている市民もいて,全般的に反応は上々のようである.市民に対して難しいことをかみくだいて話すことへの感謝と同時に,大学というものに親近感を覚えたとか,なんとなくではあるけれども自分でデータをとって地道に学問をすることの重要さみたいなことを感じとった,というような感想が多い.そういう点については内部の院生よりも聴講生のほうがポテンシャルや感度が上なのではないかと思ってしまった.

いちおしは,「小野先生を含む講座はひと味違う」という感想があったこと.

外向きの評判がよいのはいつものことだが…と斜に構えて読んだが,実はこういうことが重要だったりする.公開講座のような概論をまずM1の最初にやって,そこで興味をそそられた内容について専攻や講座を選ばせる,なんてやったら,うちは満員御礼になってしまうかも.要するに,入学時に「環境について学びたい」と思ってやってきた院生の欲求をどこまで満足させて修了させられるかの問題なんだと思う.

そもそも地球環境に動機づけられてやっている研究者をどう育てるか,という問題でもある.