北方探査開始
朝寝坊.集合時間に電話で起こされて雪上車へあわててけつける.来月の野外計画をとりまとめていて夜更かししたせいもあるが,連日の長距離通勤で疲れが溜まっている.
今日はいよいよ北方海域での音響探査を開始する日.中継点から帰ってきたばかりのドクターも支援に来てくれて助かる.お昼すぎまでかけてセットしたサイドスキャンソナーを通しているうちに,ウィンチがオーバーロードで停止.ワイヤーの角度が悪く,そりにこすれていた.この箇所は前からも改良しなければいけないと気になっていたところ.南極は些細な不備も見逃してくれない恐ろしいところである.
結局,ウィンチそりの方向とワイヤーの張り具合をなおしたところで時間切れ.夕食後のミーティングが終わった昭和基地に帰投し,ぺこぺこのお腹に取っておいてもらった夕食をかき込む.そろそろこの快晴続きの天候も終わりらしい.早いところ片付けなければ...
帰ってからメールを見たら,Shaw教授から論文のコピーが送られてきていた.近々Blackwellから出版される”Glacier Science and Environmental Change” という本の抜粋で,氷底水流仮説に関するBenn & EvansとMonro & Shawの議論の大激突.じっくり読みたいのはヤマヤマだが,疲れきった頭にはとても入りそうにない.都会ならば,長時間でも電車の中などで読みながら出勤できるけれど,揺れ揺れの雪上車の中ではとてもそうはいきそうにない.落ち着いたら,コメントを教授に送ろうと思う.