一足早く帰国

日ス合同トラバース隊に参加していた杉山氏が帰国し,研究室に寄ってくれた.目的は他にあったのだが...セルロン隊も予定を早めて一緒に帰国してきたとかで,どちらもオペレーションは大成功だったらしい.48越冬から参加した二人は,しらせでゆっくりと帰国.まだまだ先だ.

世の中バレンタインデーで盛り上がっているらしいけど,私にはとんと無縁の世界.同じように寂しい境遇の人は地表のハート模様でも見て癒されて下さい.

やっぱり【そういうこと】が起こりましたか...このニュースを考えるための【参考情報

同省環境保全対策課は「南極を守るための法律で、2人には講演活動などを通じ、取り決めの意義を周知してもらえれば」と話しており、罰金などは科さず、厳重注意処分となる見通しだ。

環境省もなかなか粋な計らいをするねぇ.これを機会に大いに報道してもらって衆知できることを期待.

そういえば,七大陸最高峰なんてお金を出せば行けてしまうような場所ばかりになってしまったし,偉業と呼ぶにはどうかなと思う登山や冒険が報道されるのを見ることが最近増えた気がする.単なる冒険野郎じゃことさら騒ぎ立てる価値もないのは事実で,プラスアルファがないと注目する価値も面白みもない.個人レベルでひっそりと楽しみ満足するなら,どうぞ粛々とやってください,って感じでいいんだけど.

この件の場合,ことさら環境問題が叫ばれているこのご時世に,環境省の取り組みを知らなかったってのは,単に意識の低さを露呈しているだけと思われても仕方がないと思う.環境省のアピール不足ばかりが悪いわけではないだろう.人が行けない珍しいところに行く,というのをウリにするような企画というものは,事前のリサーチには相当力を入れるのが普通で,その探索網に環境省への届け出が必要だということがひっかからないハズがないのである.要するに,準備段階で何も調べ物をしなくても,商業ベースにのっかっていけば,冒険まがいのことがそれなりにできてチヤホヤされてしまう世の中なのだ.

そういう人が語る体験談講演が,どこまで真実みを帯びた話として伝わるのかは非常に疑問.人の行けないめずらしい所にいったことがある,というだけの,勉強不足で薄っぺらなエセヒーローが世の中を沸かせているだけのような感じがしてならない.

それに比べたら,植村さんも現在北極で活動中の山ちゃんも,確実にそういうのとは一線を画している人たちだろうと思うよ.