暇つぶしの材料

明日は支部発表会.その受け付け事務の時間の暇つぶし用に,溜めていたPDFを印刷したら,厚さが電話帳なみになってしまった.

QSRのBoulton記念特集は商売柄絶対に外せない号だし,そのちょっと前の「Modern analogues in Quaternary palaeoglaciological reconstruction」の号も必見.ただ,これらは,Bennらをはじめとする一派の私的独占に近い様相を呈しているので,気分的にはあまりよろしくない.

一方,QRには,オーストラリアの地理屋さんたちがデービス基地の近くでやっている氷河地形発達の論文があって,我々のセンスと共通するところが感じられて面白く読めそう(お互いに交流もあるのでスタイルに親近感が沸くのも当然かもしれない).彼らが「Moriwakiメソッド」と呼んでいるのは,セルロンで日本隊が20年前にやった風化度を指標にした相対年代法だ.ついでに,QSRの最新号にはOwenたちのエベレスト周辺の氷河変動復元の決定版が掲載されている.これは20ページオーバーの大作で,この方面では重要な一里塚になるようなクラスの論文だ.

これだけそろえれば,明日の午前中は十分にヒマをつぶせる(不謹慎で申し訳ない).引っ越しのゴタゴタでなかなかじっくり読めなかったのだけれど,これでだいぶ消化できるかな.

夕刻,北陸方面から,寒冷地形に進みたがっている学生の情報がはいる.上記の論文に興味がわくようなら,是非うちの研究室へどうぞ.