復帰
留守中にあった全学停電からの復旧に失敗して,サーバー群がしばらく不能になっていたことなど,いろいろと迷惑をふりまいてしまった.罪滅ぼしに写真でも...
今回は私にとってはブータンデビュー.20年前から堅実にブータンヒマラヤ研究に取り組んで来られた方々への敬意もこめて,いろいろと初体験をさせてもらった.
ブータンヒマラヤの印象は,なんといっても天気が悪いこと.そして長時間・大比高の昇降トレック.ここにまず掲載したのは,そんな体験を一枚で表現するにはピッタリの写真.題して『タンザ・ビーチの梅雨(モンスーン)明け』.
《タンザ》とは,今回の調査のメインテーマでもある氷河湖決壊洪水(GLOF)の危険が深刻な谷の標高4000m付近にある村の名前.この上流には,今にも決壊するかも知れないと考えられているモレーン堰き止め湖がいくつもあって,その中の一つ(下の写真の一番右)では,世銀の支援で排水作業が行われている.
《ビーチ》とは,写真の中程から左側に映っている白っぽい河床の平坦面のことで,おそらくは,過去に発生したGLOFで運ばれて堆積した砂礫地であろうと思われる.その谷底から5000mの峠にむけて登高している最中に,見事な虹が現れた.ここまで来るのにすでに2週間以上歩き続けているのだけれど,雨が降らなかった日は一度もない.この虹を契機にモンスーンが明けてくれればいいのになぁ...と思っていたら,次の日からは比較的良い天気が続くようになった.そういう節目の日の写真でもある.
ちなみに,写真中央の石は,後々,衛星画像解析に使うためのGPS-GCPとして計測した.

