アカデミックガウンことはじめ
学位授与式。午前・午後の二部制。千鳥ヶ淵の桜はまだ三分咲きと言ったところ。今回から、総長・副学長・学部長はアカデミックガウンを着用することになりました。ファブリックの質感は写真で見るよりずっと良いです。けどちょっと暑い。
このアカデミックガウンについて個人的に何人かから質問を受けました。ちまたのSNSでもそれなりに話題になっているようです。そこで少し補足を。
Khor総長の告辞後半の第四のメッセージ「社会を変える力」の中に、この装いの意味が語られています。
「学位服は、排除の象徴でもあり、同時にそれを越えてきた証でもある。
その両義性を知ったうえで、なお着る――。」
Khor総長は、昨春の就任前にはDEI担当理事としてその領域を担ってこられました。その言葉として読むと、この選択の意味はよりはっきり見えてきます。
このガウンをめぐって、実は学内でさまざまな意見がありました。「両義性を引き受ける」という言葉はそれも踏まえてのことなのだろうと思います。こうした多様さを含めて引き受けているところに本学らしさがあると思っています。
昨日のあの重さは、布地だけのものではなかったのでした。