論争
ようやく「北海道学」の一回目の準備を終える.
QSRをみたら,G.Clarke他論文への氷底水流派からのコメントとその反論が掲載されていた.コメントしたのはカナダでもお世話になったD.Sharpe博士.読んでみると水流派はどうも旗色が悪い.
Clark他からの再反論には,私がD論で解析したのと同じ手法(Polar Geoscience, 15, 123-147)で氷床底水の帯水条件が示されていた.違いは,”Cold ring”と呼ばれる過冷却条件からの解放によるsupercoolingのプロセスが組み込まれていること.私もこの重要性には気づいていて,氷河・氷床Gのゼミでも話したことがある.
当時はこの路線で進むはずだったんだけど,南極に行く機会もなかなか巡ってこなかったし,投稿論文もなかなかアクセプトされなくて,とうとう今まできてしまった,という感じ.でも,路線としては間違ってはいないことを確認できた.
ClarkさんもSharpeさんも,私の論文を引用してくれればいいのに...