ALOSの画像
S16ととっつき方面へ大勢の隊員が出かけたので,基地内はまた静かになった.
日中は晴れて,計算通り,水平線の向こうに戻ってきた太陽を確認できた.これから11月中旬に白夜になるのに向かってどんどん日が長くなる.
待ちに待った地球観測衛星「だいち(ALOS)」のフェーズドアレイ方式Lバンド合成開口レーダ(PALSAR)によって撮影された宗谷海岸域の画像を極地研経由で送ってもらった.6月11日に取得されたということで,暗夜期にもかかわらず,スカルブスネスからスカーレンにかけての海岸露岩域とリュツォ・ホルム湾の海氷の様子が航空写真なみに詳細に取得されている.
公開していいのかどうか確認がとれていないので,ここに載せることができないけれど,その解像度の良さは感動モノ.昭和基地に越冬航空機のない現在,これから南方のルート工作を実施する上で,行く手の海氷域にあるクラックや氷山・乱氷帯の情報を得るのに大きな助けになることは間違いない.
今回の画像は,昭和基地とはちょっと範囲がずれているのでコーナーリフレクターの効果がどうだったのかを知ることができないのが残念だが,まだ機会はあるし,次の画像にも期待しよう.