ゴニョ
荷物整理の合間に,資金調達のためゴニョゴニョ.
日々の雑感一覧
荷物整理の合間に,資金調達のためゴニョゴニョ.
週末に予定している山での研修に持って行く装備を準備していたら,思わず引っ越し態勢にすり替わってしまった.普段は見ない研究室の片隅をごそごそやっていたら,かつて査読者と拷問のようなやりとりをした記録が書類の山となって姿を現した.
これまで幾度となく研究室を引っ越してきたにもかかわらず,こうしてここまでしぶとく着いてきたのはなんとも不思議.思うに,これらの書類の山の末に生まれた一本一本の論文へのいとおしさが,廃棄することを躊躇させていたのかもしれない.
しかし,もうどうでもよくなってしまった.この稼業を続けている限りは,今後も同じような書類の山を築いていくことになるだろうけれど,現在の心境は,こういうのは二度と目にしたくない,というほうが強い.年をとったせいかもしれないし,一編の論文を生み出す物語を引き継ぐべき院生もいないせいかもしれない.
昨日に引き続いて本日も外で会議.
ディスクメディアは意外にスペースをとる.なんだかんだで,たまったメディアはゆうにミカン箱3箱分はある.これらをテラのHDDへ突っ込んで省スペース化.これも退避のための準備作業.
学内外の広報の仕事.
今秋の洋行に備えて,引っ越し荷物から資料を退避させていたら昔の写真が出てきてすっかり見入ってしまった.リバーサルフィルムで撮っていたのは,まだつい最近のことだけれど,随分昔のことのようにも思える.あのころは,写真を撮るのにそれなりの費用とフィルム運搬という労力がかかっていたから,一枚一枚が真剣だった.見入ってしまったのは,そんな頃の写真.
昨日に引き続いて研究集会.春うららの新歓シーズンの大学キャンパスは,札幌にはない光景で,意外と新鮮.名古屋見物もそこそこにして夕刻に帰札.
今回の集会のテーマは,氷河湖の湖面を自動抽出する方法,なわけであるが,衛星データの意味するところの湖面と,人間が実物を目の前にして(あるいは画像で)認知するところの湖面とが,それぞれ同じかどうか,はたまた,どちらの認知が本質的な「湖面」を捕らえてるか,という問題に行き着くのである.一方で「自動抽出」にこだわる動機として,楽したい,ということの他に,人間の主観を出来るだけ排除して客観的にやりたい(そうでなきゃ論文が通らない)というのがある.
リモセンの自動抽出が「もっともらしいレベル」と判断するのは結局人間の主観なのではないか?それなら,最初から人間の主観を信頼してエキスパートシステムでやったらどうか?はたまた,昨今のPeer Reviewによる評価基準や分野間格差ってどうなのよ,みたいなことにまで思惑は及んでしまうのである.
自己問答の末に,春の陽気で眠くなった.禅僧なら警策でたたかれるところだな.
例年より早く院の入学式.
迎えるべき修士院生がいないというのは,環境構造学専攻環境基礎学講座としてはじまって以来のことではないだろうか...
今季初の教授会・教員会議.
私のようなもののところにまで挨拶に来ていただけるのは光栄だけれど,保護者同伴はいけません.逆効果です.
今日から新年度.さっそく広報委員の仕事.
数年前にコントリビュートしたINQUAのスペシャルシリーズの「Quanternary Glaciations Extent and Chronology」に追補版を作る計画があるようで,編者から「参加しないか」というメールが来た.あれを書いた当時は,GISで日本の氷河地形をとりまとめてアトラスを作ろう,という機運が盛り上がっていて,ノリノリだった.けれど,その後,科研費は何度出しても通らない,後継者は育たない,自分自身がどん底に落ち込む,そして南極逃避,と続いて,さっぱり進展もなかったし,機運も萎んで...という経緯をたどってきた.
そして今,科研費でもくろんでいた機器はGCOEのおかげで導入できたばかりだし,私の気持ちもちょっと持ち直してきているし,このタイミングでこのお誘いが来たというのも,何かの因縁なのだろうと思う.残念なのは,追補すべき進展がさっぱりないことや,新しく導入した機器がまだ本格稼働する状態になっていないこと.機器の導入がもう一年早ければ,今回のオファーにも胸を張って提供できる材料はすでにそろっていたはずなのに...と考えると,ちょっとタイミングがずれていたかも,とも思ったりする.
“Chance favors the prepared minds !”,というのは,こういうことも含まれるのかもしれないなぁ,とも思ったり.
家庭の事情により先週末より実家に帰省.本日帰札.
大ごんげはん(権化さま・富山弁で住職のこと)と呼ばれる方の荼毘式,これが,我が家の家業的には大きな出来事だったりする.そして強風で痛んだ家屋の修復.70を超えたおやじ一人で高所作業をさせるのは危険すぎる.パソコンのOSのジャージョンアップやパッチ当て.年寄りの日常でもなぜかMacは大活躍で,システムメンテは重要.
こんな感じで,昭和基地の夏オペなみのスケジュールで労働をこなす.一年ちょっと空けただけなのに,結構いろんなことが変わっていた.田舎の時間のすすみ具合も都会とそう変わらない.
とはいえ,富山空港を飛び立って北へと旋回する時に臨む劔・立山はいつ見ても絶品であることに変わりはない.そのうちしっかり研究対象として取り組むつもり.体力.気力が続くうちにやっておかなければなぁ..,なにせここはそう簡単に懐を開いてくれる山ではないのである.