黒部の山賊・源流の記憶
昨年復刻されて話題になった「定本黒部の山賊」とコラボ?の写真集が出ていたのを本屋でみつけて思わず購入してしまいました.登山道も山小屋も十分でなかった時代の山.北海道で未開の山野の片鱗らしきものたちを実体験してきて,いつも心のどこかで開拓時代の自由さや困難さにあこがれるようになっていました.この写真集はそういう時代が郷里の北アルプスにもあったことを強烈に伝えてくれます.
定本…のほうは,昨年の復刻時にすかさず読んで,幼い頃に山好きの父親が話して聞かせてくれた「山ばなし」の原典をようやく見つけたような気がしてうれしくなりました,ひと月ほど前に,実家の本堂を改装するというのでご本尊の移設作業を手伝いに帰省した際に,屋根裏にぼろぼろになってほこりをかぶった旧版本を発見して「オォッ」という思いをしたばかりでもあります.人生は螺旋を描いて進んでいくんだなぁとこのごろつくづく思います.