夏の名残を身にまとい

母の最初の月命日にあわせ、一人暮らしとなった父の世話をかねて帰省しております。暦の上ではすでにお彼岸を過ぎましたが、ようやく真夏日を抜け出したばかりのような気候です。それでも田舎の景色に目をやれば、枝に実る柿の橙が澄んだ空に映え、吹く風の中には確かな秋の気配が感じられます。

  彼岸過ぎ
   夏の名残を身にまとい
  風に秋知る
   故郷の庭
           橙庵