執務室に引越し

今日は、職場の健康保険組合の補助を使って人間ドックに行ってきました。定職に就いてから30年以上、南極観測隊の健康判定を受けた年を除けば、ほぼ毎年、誕生日の前後に受診するのが恒例になっています。今年も、順調に横幅が広がっていること以外は、とりあえず異常なし。還暦を迎えた身としては、まずまずということにしておきます。
 さて、九段にある大学の法人本部ビルが改築に入るため、この夏休みの間に本部機能が近くの貸しビルへ移転することになりました。そこで人間ドック終了後、バリウムの下剤を飲んだ身の不安定さを抱えつつ、新しい執務室に運び込まれた荷物の整理へ向かいました。
 新しい部屋は、これまでの1.5倍ほどの広さがありますが、最大の問題は「窓がない」こと。四方を壁に囲まれ、外の光も景色も見えないとなると、さすがに少々閉塞感があります。
 とはいえ、考えてみれば南極では、太陽がまったく昇らない極夜を何度も越してきました。外の光がなくても照明を工夫し、色を置き、気分が滅入らない空間を自分たちでつくる。そんな極夜をしのいだノウハウも、こういうところでこそ生かしどころなのかもしれません。
 というわけで、窓はありませんが、壁の向こうには南極の氷とオーロラがあることにしました。それに加えて照明を増やし、植物を置いて、なんとか居心地のよい空間にしようと試行錯誤しています。
 問題は観葉植物。人間は極夜を越すノウハウがありますが、彼らをこの窓なし空間でどう生き延びさせるかは、これから考えなければなりません。