作業
午後にETHで集合し,ローヌ氷河で計測したデータの整理.明日のプレゼンに向けて受講生たちは深夜まで作業.
氷河・氷床一覧
午後にETHで集合し,ローヌ氷河で計測したデータの整理.明日のプレゼンに向けて受講生たちは深夜まで作業.
ETHで午前中は実習生のプレゼン.午後大村教授のレクチャー.これで今回の実習のメニューは全て終了.
Rチャンネルで有名なロトリスベルガー教授が他界されたという知らせが入る.大村教授もこれから弔問に向かわれるとか.
ローヌ氷河最後の日.私は今日は氷河には降りずに左岸のリッジを登って上から地形を観察.
アカデミー賞受賞アニメに,海面上昇で水没しつつある街に一人残った老人が上へ上へと家を建て増しながら生活している話を描いた「つみきのいえ」というのがあったけれど,ここは海面上昇の原因の源として氷がどんどん減っている,いわば「つみきのいえ」の街とは対極的な場所である.上へ上へと家を積み上げ続ける老人と,下へ下へと氷河に下りる歩道を造り続けるこのおじさんの姿が,妙な具合に頭の中で重なってしまった.
午後,ツェルマット方面へ移動.ちょっと手前のランダという村に泊まる.実習恒例のチーズフォンデュを完食.
クライネシャイデックの駅から列車に乗り込み,アイガーの岩壁をくりぬいたトンネルを通ってユングフラウ・ヨッホににある高地山岳測候所へ.いきなり海抜3454mに上がって,階段を登るだけでクラクラくる.
グリンデルワルトと反対側は,スイス最大長を誇るアレッチ氷河の源頭部.測候所の中を案内してくれたのは,システムエンジニアから管理人に転身したというオジサン.夫婦で泊まり込んで研究者が置いていった観測機器をメンテしたり,気象観測したりしている.研究者不在のネット遠隔操作観測ステーション化は昭和基地なみ.観光客が増える夏期には水不足気味になるということだけれど,住み心地は良さそう.
メンヒヨッホ小屋を往復した後,クライデ・シャイデックへ下る鉄道に乗車.アイガーグレッチャー駅で途中下車して,サイドモレーン沿いに徒歩で宿まで.途中,かん高い声で牛を追う女性に出会う.
グリンデルワルトへ移動.後退した氷河の末端付近の側壁が崩壊して融解水の出口がふさがってしまったUntere Grindelwald氷河を観察.雷雨に見舞われ,あわてて樹林帯へ下る.びしょ濡れ.
ロープウェーの駅の掲示板で,Jungfrau climate guideというサイトと連携して,現地ガイドをサポートするiPhone用のソフトが配布されていることを知る.1200円もする.iPhoneは持っているけどネット環境がないのでダウンロードできず,帰国後に再度チェックすることにしてURLをメモ.左の写真の柱にある「B1」の記号が,ガイドソフトのコンテンツに対応した番号のようである.
Kline Schideggまで上がって,今回初めて使うというMassenlagerと呼ばれる団体宿に泊まる.濡れ物はなかなか乾かない.