難航
古い機種のため,OSの入れ替えは難航.
夕食後南極大学の10回目.
「南極で見ておきたい光学現象」 「雲をつかむはなし」 「高層気象観測の歴史」
南極一覧
古い機種のため,OSの入れ替えは難航.
夕食後南極大学の10回目.
「南極で見ておきたい光学現象」 「雲をつかむはなし」 「高層気象観測の歴史」
休日日課.急に風が出てきて気温は一気にマイナス一桁台まで上昇.ということで体感温度はかわらず.
午後,気温が上がったところで,ブリになる前にL/Sバンド衛星アンテナの最終調整を行う.今のところ受信状況は良好なので,たぶんこれで大丈夫だと思うが,低温障害が再発するかどうかは,次の低温を待ってみないとわからない.
MWF中に予定されていたVLBIの受信がキャンセルになったので,今月は比較的ヒマになった.そこで,一昔前までVLBI用に使われていたワークステーションのOSをそう取っ替えする仕事を開始することにした.使いづらいHP-UXからDebian-Linuxへ変えるつもり.細い回線を使ってOSをダウンロードするので時間がかかる.たぶん全部完了するには1週間はかかる見込み.
今日も寒い.このままマイナス20度台が普通になっていくんだろうか...
昼食後,L/Sバンド衛星受信アンテナの調整の続き.今回は仰角の調整.
良く晴れて寒い.
昼食後,恒例の海氷GPSの回収.その後,L/Sバンド衛星受信アンテナの方位角の調整.電子機器の安定動作のために暖房していない受信棟の室温は5度で,仕事をしてるのがつらいほど寒い.昔は発熱する電子機器が多かったのでその熱だけで十分に暖かかったのに,近年の電子機器の小型化・省電力化に加えて,衛星受信内容も減っていて,暖房しない仕様になっているのが裏目にでている.
これらの機器を総合的に監視しているワークステーションの調子が悪く,力業でとりあえず使えるようにはしていたのだけれど,今日その根本原因を突き止めた.前次隊が帰り際に切り替えを実施したDNSが原因だった.越冬交代後もしばらくは切り替え前のDNSが並行して生きていたので発現するのが遅れ,今頃になって症状が出たのであった.しかも,ワークステーションのOSもDNSが引けないくらいでポシャってしまうようなお粗末さだったことがこれに拍車をかけた.
DNSはLAN担当の範疇だし,衛星受信機器のお守りは多目的アンテナ担当の仕事.それに私のようなマルチに仕事をする隊員が関わっているから,少人数の越冬隊といっても,仕事の領域は高度に専門化されている.しかし,全体が見渡せる範囲にあるし,お互いにそれぞれの仕事に首を突っ込むことが普通の越冬隊では,横のつながりが分断されることはそんなにない.
これがもしきっちり縦割りで仕事を分担している世界だったとしたら,たぶん原因究明には相当時間を食っただろう.ワークステーション自体もう古いので,あっさり「故障」ということで放棄されていたかもしれない.
越冬観測では,あちこに首を突っ込んでいろんな仕事やその経過を把握しておくことも重要だということを実感.
今夜はさらに冷え込んで,只今マイナス22度.
本当はもう8日になっているのだが,一応7日の分として書く...生活リズムが完全にイカレた.昼間に無性に眠くなるし,朝はやたらと早い時間に目が覚める.ちゃんと眠れているのは3-4時間ぐらい.
もう昇らない太陽とはいえ,地平線のすぐ下にいて,そこだけ明るい.昨夜からずっとオーロラが出っぱなしで,8日の早朝には暁,逆さのオリオン座,そしてオーロラの共演を見ることが出来た.このオーロラはWebカメラにも映っているので,日本でもほぼナマ画像を見ることができたはず.見逃した人のために一応Webカメラの画像もどうぞ.
今朝はマイナス20度ぐらいまで冷え込んだので,写真を撮っていて手が凍り付きそうになった.落ち着いて撮っている余裕がない.泊まりでS16に行っているパーティは大変だろうな.
7日,ついに昭和基地Wikiが極地研デビュー.なるべく日本に近い位置にサーバーを設置して表示速度の向上を図る.といっても,基地内LANの幹線部につないだけだなんだけど…
早朝,極地研と朝日南極教室のテレビ会議の二本立て.極地研のほうのテレビ会議はビジネスミーティング.そちらに誘われていたのだけれど気乗りせずヤメ.国立科学博物館で夏に開催される南極展もあって,これらかテレビ会議がびっしり予定されている.
昨日の強風でドアを閉め損ねて指をはさんだ.今日になって爪がはがれた.キーボードが打ちづらくてイライラする.握力もないので,食器を洗っていて落として割ったり,いいことない.
昼食後,L/Sバンドアンテナの向きの調査.制御ワークステーションから方位を打ち込んで,その通りにアンテナが向いてくれるかどうかを確認したところ,西向きの精度が悪いことが判明.調整が必要.そのあと,大型アンテナ設備監視用ワークステーションの不具合を治す作業にとりかかる.慣れないOSなので解説書を見たりするものの,ズバリというものがない.結局力ずくでなんとかやりたいことだけはできるようにした.根本的な修復は未解決.
今夜は地磁気がストーム状態.久しぶりに雲もなく,長時間オーロラが舞うのを見ることができた.
朝から風が強い.L/Sバンド受信用アンテナの修理をするつもりだったがヤメ.夕刻には外出注意令が出た.
ついに中毒が高じて,自分のMacの画面をCTUのPC風にするまでになってしまった.実際,番組の中ではMacが結構使われていて,個人的にはうれしい.また登場人物の中でChloe O’Brianがお気に入りなのはいうまでもない.
さて現在の私のMacのデスクトップはこの図の様になっている.
基本はSetAlphaValueというのとWebStickiesというのでウィンドウを半透明化していること.あとは,昭和基地Wikiの情報更新画面をバックグラウンドに常時表示させておいて,手前には,業務の衛星受信用ワークステーションのターミナルチェックやなんかの画面を表示させている.おまけとして,24のカウントダウン音を時報として鳴らしてくれるWidgetやら24風のデジタル数字を表示してくれる時計やらを配置した.これだけでもうCTUのエージェント気分である.
メールの着信音には,CTUの内線電話で使われている音を使っている.この音に変えたとたんに,札幌の研究室のサーバーからクラックアラートメールが届いたりなんかして,ちょっとマジにテロ対策をやっている気分になってしまった.
画像には,もうすぐ極地研デビューを控えているWikiの画面があるのに注目.Wikiの内容は内部資料が多いので実際の動作をお見せできないのが残念だが,このキャプチャ画面を通して雰囲気だけでも見ていただこうと思う.
いったい昭和基地でなにやってんの?とあきれられそうだけれど,まあこの程度のおふざけは,極夜期の暇つぶしということでご容赦願いたい.
夕食後,南極大学の9回目.
「マーカス」 「住宅について語ってみよう」 「海に行こう」
休日日課.
国内ではそろそろ次の隊の準備が始まる.これまで基地内に限定して運用してきた昭和基地Wikiを,極地研内からもアクセスできるようにして,極地研ー昭和基地間の情報共有手段として試験的に使ってみることになった.
その手続きのため,いくつか書類を作成.どうせ内部だけなのでさして大きな違いはないのだけれど,Wikiの有効性を試してみてもらえるという機会を得て,ちょっと気恥ずかしく思うのと同時に,もうちょっと見栄え良く作ったほうが良いかな,などと思ったりする.