日々の雑感 一覧

会議デー

定例教授会.そのあと修論発表練習.


という訳で,

今日のゼミはM2の中間発表と修論発表練習短期決戦の初戦.


腹をすえて

今日で6月も終わり.多方面から落選通知.ほっとしたり落ち込んだり.これでちょっとは気分的に落ち着いて取り組めるようになるか...


Science and You

できたてホヤホヤのCoSTEP「Science and You」のブログツールを貼ってみた.CoSTEPが運営している【さっぽろサイエンス観光マップ】【おすすめ科学の本】【かがく探検隊コーステップ】の三つのサイトから関連記事を抽出してくれるらしい.抽出先はこれからも増やしていくとのこと.

管理しているあちこちのサイトにも貼り付けてみたけれど,抽出項目は.雪・氷・札幌,なんてものばかりで,あまりかわり映えしない.極めつきに共通して特徴的なのは生物系がほぼ皆無であるということ.私の思考や指向がいかに偏っているかがわかる.

こちらのサーバーへのアクセスログを見ていて分かったのは,どうやら,ブログツールを貼っているページに逆アクセスしてコンテンツを解析し,それとデータベースとを照合して一致項目をリストアップして返す,という形式らしいこと.このBlogの場合,カテゴリとか日付とかでダイナミックページ分割しているのだけれど,その分割されたページごとに抽出プロセスが働くので,抽出項目はページごとに変化する.

うちのコースのサイトで試したら【該当するコンテンツが見つかりませんでした。】と出た.アクセスログを解析したら,ブログツール側の逆アクセスエージェントは,マルチリンガルサイトの英語パートを読んでいるらしいと判明.つまり,うちのサーバーのほうは,このエージェントを言語無指定エージェントと認識してしまっており,なおかつ向こうのシステムは,日本語を全く含まないコンテンツは照合できない,というようなことらしいのである
(言い換えれば,照合キーワードは日本語でしか設定されていない,ということですな.まあ,抽出されるサイトが日本語のサイトなんだから,それで不都合はないなわけなんだけど...)
実際,明示的に言語指示URLを含めてやって日本語パートにエージェントを誘導してやったら,ちゃんと抽出された.これは面倒,ということで,うちのサイトのデフォルト言語を日本語に変更.

「ゲスト」と「リン」という関連語がやたらと抽出されるのだけれど,どうやら「リン」は「リンク」という記述に反応しているらしく,「ゲスト」は匿名コメントの「ゲスト」に反応しているらしい.「リンク」は大抵のサイトにほぼ普遍的に出てきそうな語だから,へんにヒットさせないアルゴリズムにする必要があるように思う.でも,このツールの趣旨は「新鮮な発見」にあるということだから,「リンク」から「リン」へ飛んでいくような意外な言葉のつながりがあってもいいのかもしれない.

もっと関連サイトが増えると,なかなか面白いことになりそうで,期待は大.


懐疑論

G-COEに関する初の全体会議.これで外野的立場をとることはできなくなった.

作成したDVDの原盤動画をGoogle VideoなるものにUpしていて,「The Global Warming Swindle」という英国のTV番組を偶然発見.放映されたのは,南極からの帰路のしらせにいた頃にあたる.

東北大学の明日香教授らによる「地球温暖化問題懐疑論へのコメント」と併せて見るとなかなか面白い.また,実際に番組の取材を受けてインタビュー画像を使われてしまっている科学者からの反論や抗議声明もあるみたい(こことかこことか).

断っておくけど,私は懐疑論者ではない.この社会現象と科学論争のあり方について興味を身っている立場.


科学者からのメッセージ

日本学術会議と北大が主催する「地球温暖化〜科学者からのメッセージ」(PDF)を聞いてきた.学術会議から直接連絡を受けたとおぼしき,地球科学関連の北大名誉教授が何人も聴衆中にいらっしゃった.一般聴衆も大勢で,学内の私が一席を陣取るのが気が引けてしまうほど.

後半のパネルディスカッションは,司会の竹内氏が報道畑であるせいか,Politicな議論に傾きかけた.あれあれ,と思っていたところ,Susan Solomon氏の「研究者としてそこまで立ち入ると研究者自身の価値をおとしめることになる」という発言に司会者が敏感に反応して「科学者からのメッセージ」に主題を戻そうとしていたところはさすがだと思った.

私としても,そこのところが一番聞きたかったわけで,私みたいな場末の研究・教育者のはしくれが指針とできるような何かをそれぞれの発言からくみ取ろうとしたのだけれど,科学者として学術会議やIPCCに深く関わってこられた方々が,どのようなスタンスとポリシーで温暖化問題に向き合っておられるのかがなんとなく見えたような気がする.政策にからむところはやっぱり東大の独壇場という気もしたけど...


ご招待?

北大サミット・シンポジウム「地球温暖化にともなう劇変」の前半部だけ聞いてきた.わざわざゼミをずらして空けたのに,うちの院生の姿はあまり見あたらず.

ネオ・ゲキのわりには,まともな内容.80年代から90年代にかけての海水準観測方法の転換期のギャップについては,昭和基地で潮位観測も担当していた私としても前から気になっていたいたところで,この道の権威であるChurch博士の発表をきいて,さらに大村先生のコメントも聞いて,かなり納得.

なんと,旭硝子財団の広報支援会社から「ブログで紹介ありがとうございます.11月にブループラネット賞授賞式などの行事が開催されますので,是非出席下さい」というメールが来た.行ってみたいところだが,貧しい研究環境では先立つものもなく,無理っぽい.残念.


今週から

今週から始まる地球環境研がらみのサステナウィーク行事のため,日程をずらしてコースゼミ.

共著者からコメントが戻ってきた.投稿までまだ少しかかりそう.


教授の引き出し

今日のお昼に,一昨日のエントリーを読んだ教授が,日本のPT論争が具現化したものともいえる1970年代当時の岩波の「科学」や,関連する出版物を持ってきて見せてくれた.教授の引き出しの大きさとその引き出しやすさには感心するばかり.直系関係にもある貝塚先生の思い出話しにもなったり.

東北の地震で発生した地滑りの航空写真が,官・民双方から多数公表されている.kmokudaiさんのところに公開サイトへのリンクがまとまっているのはありがたい.

内容的には願ってもないドンピシャなんだけど,立場的に微妙な公募人事が出ている.公募条件に年齢制限はないけれど,私の年ではきっと選考委員会の内部議論で弾かれてしまうに違いないだろう.けど,期限付きになってもいいから,そこに飛び込んで情熱をかけてみたいんだよねぇ...と多方面に向かってカミングアウトしてみる...たぶん,永遠の片思いに終わりそう...


ダメオヤジ

どうしても手元に置いておきたいという衝動に駆られて,本屋に走って「PTの拒絶と受容」を買ってきた.すみずみまで立ち読みした土曜日には何冊か積んであったのに今日は最後の一冊になっていた.田舎のおじいちゃんが孫たちにと送ってきた図書カードをがめてきたので,父親としては後ろめたさが残った.

じっくりと読んでみて,やっぱり手元に置いておくべき本であることを確信した.これを理解できるような分別のある息子に育てることで許してもらおう.

竹内均編集長のバイアスかかりまくりのNewton小僧で過ごした私の中高生時代は,まさにこの「拒絶と受容」の中盤期に当たっている.今巷でちょっと話題の原子工学科に見切りをつけて地質学科に転部したのは,本書の終盤期.当時の講義ノートを開いてみると,PTに関する内容はほとんどない.学科が違う地物の講義もとっていたのでそちらはどうだったかと探してみたけれど,ノートは発見できず,残念.でも付加体の話は当時の最新情報として学部の講義やゼミにも出てきていたことは確認できた.

地団研とはとんと無縁に過ごしてきたけれど,湊正雄先生(当時すでに他界)や橋本誠二先生(当時すでに退官)は目指すべき偉大な地質学者だと思っていたし,退官間近かの勝井先生の講義はすれすれ受けることはできた.日本の地質・北海道地方の編集バイトに雇われて,在田先生の部屋で98のワープロタイピストをやったのもその頃だ.原稿を打ち込みながら,なんとなく勉強させてもらったりもした.まあ,不真面目な一学部生には知るよしもないPT論争が当時はあったんだなぁ,と本書を読みながら思った.ただ,Newton小僧として,PTが講義の前面に出てこなかったことを多少不満に思っていたという記憶があるにはある.

その後は,成り行き上,貝塚爽平先生の傍系の傍系みたいな雰囲気の中で研究生活を送ってきている訳だけれど,研究成果は個人に帰せられるもの,という哲学は,その流れの中で自然と身についたのかもしれない.

本書のように二元論的に割り切れれば歴史考証は不要だ.その意味でひとつの視点とたたき台が提出されたといったところだろう.そんなに遠くない過去のことでもあるので,人生をPT論争に重ねてきたいろんな人たちと,これを肴に話をしてみたくなった.それが本書を読んでの最大の感想.


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