依頼いろいろ
来週実施予定の野外実習のためのガイダンス.
FD講習会への参加依頼が来た.新任4年以内の教員と助教移行者に参加を依頼しているとか.
学際での施設公開で,昨年と同様に講演することになった.もう帰国直度の新鮮さはないんだし,このネタで続けるのはちょっと気が引ける.
日々の雑感一覧
来週実施予定の野外実習のためのガイダンス.
FD講習会への参加依頼が来た.新任4年以内の教員と助教移行者に参加を依頼しているとか.
学際での施設公開で,昨年と同様に講演することになった.もう帰国直度の新鮮さはないんだし,このネタで続けるのはちょっと気が引ける.
“特に,カップリンネは,あらゆる周氷河地形が一堂に会する地形の宝庫です!”
とハリきった調子の案内が届いた.国際極年(IPY2007-08)関連イベントとして,本年8月にスバルバールで実施される「極北の永久凍土景観とその変動」の大学院生対象野外コースへの参加者を募るメールである.
カップリンネは修論調査で二夏通ったなつかしの地.このような海外実習がカリキュラムとして提供されるようになったのはここ最近のこと,当時は,実習はおろか修論の研究対象地を海外に求めるというのはまだまだ一般的ではなかったように思う.それでもなぜか周りには自力で海外での調査経験を積んでいた先輩が多かったので,新米院生としてはこれが普通なんだと思っていた.そういう自力開発型の先輩達は皆,今や第一線で活躍する研究者になっている.
それにしても,周氷河地形の宝庫にどうぞ,と,誇らしげに院生を招待できるのは,なんともカッコよすぎる.手探り状態から始めて世界の第一線を担うまでになった20年間の成果が目一杯詰まっている場所である.その資格は誰もが認めるところだろう.
南極も気軽に院生を実習に誘えるようになるのなら,私だって言ってみたい.宗谷海岸はあらゆる氷河地形が一堂に会する地形の宝庫です! ってねぇ…最近,脱稿間際の論文の最後のだめ押しで空中写真を眺めていたら,今まで気づかなかったことがいくつか発見できた.15年間眺め続けてきた写真でも,まだまだ新発見がある.すぐ現地に確認しに行けないところがつらいのだが,こうしてますます,ここが謎解き材料の宝庫であることを確信するようになっていくんだよねぇ.この快感を共有できる院生を育てられるようになるのは,いったいいつになるんだろう?
久しぶりに研究室に出てきてなんだか調子がよいのはワーカホリック症候群か?
のどかな日和.下の子と北大構内に散歩にでかける.すっかり散歩の定例コースになっている北大総合博物館に立ち寄り「ライマンと北海道の地質」をのぞいてきた.地質学教室の学生だった頃,講義で,北海道の地質調査の黎明期の話を聞いた.その時に
「北海道の地質調査を困難たらしめているのは,凶暴な羆の恐怖でもなく,険しい山河でもない.それは背丈を越える熊笹である」
と先人が言い残したという話を聞いた記憶があるのだが,それがライマン一行の調査だったのか,神保小虎による調査だったのかはっきり覚えていない.当時は現在の博物館も現役の理学部として使われていて,南側の階段には大きな北海道の地質図が掲げられていたのを覚えている.講義を受けた教授の話では,その地質図の片隅にこの文言が記されているということだったように記憶しているのだが,もうその地質図もそこにはないので調べようがない.
そこで.ライマン展にヒントとなる資料があるかもしれない,と期待したのだけれど,会場内をちょろちょろと徘徊する息子に気をとられて,じっくり見ることができなかった.今度は一人で行ってちゃんと見てこよう.
入り口では,札幌市の洪水ハザードマップを無料配布していた.うちの院生の研究テーマでもあるし,一応いただいておくことにする.
今日は定例ゼミだが,就活と大雪山拉致でM生がいない.安全教育用PPT動画のCDを会計に借りに行ったら,他の分までコピーを作るハメに.こういうのは動画配信して個々に見てもらうようにするのが一番.
東大方面で大きなニュース2件.東大スキー山岳部監督でトップスキーヤーの新井氏が遭難死.そして,創成の院試問題漏洩事件.前者は山つながりで活躍は良く知っていた人だし,後者は研究分野や環境系の独立大学院としてうちとよく似た組織での事件で,かなり身につまされる内容.
漏洩のほうは2006年の話が今頃…というところが引っかかる.何かあったか?
それにしても,一歩間違えば,院生が欲しくてたまらない教員ならばついやってしまいそうなこと.自分も注意しなきゃ...うちなんかは,出題範囲を図書指定という形で公開しているので,個人的にはこれ以上バラす必要もないんだけど,アドミッションポリシーを伝えるという意味では「ここは勉強してきてね」と,何らかの合法的な形で表明しておくことは,院生確保のためには必要な対処だとうと思う.
D論ゼミとレギュラーゼミをすませて,あわただしく調査に出発.天馬街道を抜けて今夜は広尾に宿泊.
原稿書き.
学内Net不調につき自衛対策.ついでに院生室の配線も整理.
AAASが1985年に開始した理科教育改革プロジェクト”Project2061″の報告書であるScience for All Americansを日本語でもフリーで読みたいと切望する有志が翻訳プロジェクトを立ち上げていたのだけれど,その影響があったせいか,本家のほうから正式翻訳版のPDFをダウンロードできるようになったことを知る.さっそくダウンロード.
原文や英語で読む力が必要なことは分かっているが,教育面に関しては母国語で学ぶことやその環境が整っていることは,思想を根付かせる上でも重要な要素であると常々思っている.講義を英語でもやりましょうっていうのがはやっているけど,せっかく母国語で学べる指導陣も資料もあるのに,それをあえて否定しているようで,なんだか間違っているような気がしてならない.そういう意味でも,こういう翻訳プロジェクトの趣旨には共感する.
まあ,これは「すべてのアメリカ人のための」と題されているとおり,あくまでも向こうのポリシーなわけだけど,逆に「すべての人のための」としなかった所に編者の謙虚さが伺われる.
スイス山岳地域での環境モニタリング最前線の記事.なんとなく読みにくい日本語訳なので英文で読んでみた.こっちもなんとなく引っかかる.原文はドイツ語か?
ネパール・パミール・モンゴルあたりじゃ,あっという間に略奪されてしまいそうなこのwireless sensor network technologyってハイテクシステムは,いったいどんな仕組みなんだろうねぇ?...お金はかかりそうだな...うちの研究室関連でもこのKarl Abererさんやその関係プロジェクトのことを知っている人がいそうなんだけど...