皆さんご活躍
G8洞爺湖サミット・オルタナティブ特集に,JARE47で一緒だった環境省の枡さんの記事があった.室蘭では,学会活動でも一緒の中村氏が活躍された様子.
私は頭痛がおさまらず,苦悩の一日.
日々の雑感一覧
G8洞爺湖サミット・オルタナティブ特集に,JARE47で一緒だった環境省の枡さんの記事があった.室蘭では,学会活動でも一緒の中村氏が活躍された様子.
私は頭痛がおさまらず,苦悩の一日.
良く晴れているが風が冷たい.寒暖の差が激しいせいか,ひどい頭痛.気晴らしに子供と散歩していたらサイエンスカフェでお世話になった三上先生に出会った.そうか,今日はCoSTEPの講義の日か.
頭痛を抱えながら散髪に行って,帰りに本屋に立ち寄る.Cold Fusionのこととか科学哲学のこととか,気になるジャンルの前で立ち読み.「プレートテクトニクスの拒絶と受容—戦後日本の地球科学史 (泊 次郎 著,東大出版会)」というのも見つけて読みふけってしまった.
最新の学説を紹介する東大の気風が失われた...
というような記述や地団研批判なども興味深いし,詳細なレビューをもとに歴史的検討がなされているだけに,必読書であることは間違いないのだけれど,床屋帰りの財布と相談してみて,立ち読みで申し訳ないと思いつつ,買わずに帰宅.そのうち入手するつもり.
「北大の研究者がCold Fusionを確認した」と道新が報じた件について,研究成果とそれを報道する道新の姿勢の両面について,あちこちで話題になっている.
Pathological ScienceとかPseudoscienceなどと呼ばれ,忌避されがちな分野の話なのであるが,かくいう私も,分野は違うけれども,いわゆる非主流の立場にいるので,世間や学界の通説に与するような単純な批判を展開することには躊躇してしまうところもある.私は,画期的な本物の成果と誤認や病的との境界はかなり微妙なところにある,と思っているので,核物理学に精通しているわけでも何でもないんだけれども,今回の研究自体については頭ごなしに否定的にとらえたくはない.
我々地質学の分野にも,隕石で恐竜が絶滅したという説やChanneled Scablandの洪水説など,大論争が展開された例は多い.氷河期という概念だって,ちゃんと認知されるようになったのは広大な氷原を目の当たりにした極域探検家が,その体験談を文明圏に持ち帰ってからのことだ.それ以前は,大陸の大半を覆ってしまうような氷床が拡大していたなどと想像していた人はだれもいなかったのである(こちらやこちらで紹介している本も参照のこと).
これらの諸学説は「激変説」と呼ばれ,「漸進説」と対立し続けてきた歴史がある.その流れの中で激変説派はずっと劣勢であり続けてきたことはいうまでもない(詳しくは本サイトの【Scabland】の項を参照).私の主張する氷底水流説も,当初は「激変説」の一派とみられてかなり迫害された.ここ数年,実際に南極氷床下に湖がみつかったり,流路を形成している兆候が確認されたりして復権を果たしつつある.もちろん,まだまだ根拠を積み重ねて確実なものにしていく必要があるとも思っている.
ということで,激変説には寛容ではある私だけれど,昨今巷でもてはやされつつある《別の》「ゲキ変説」には,どうしてもなじめない.いわゆる「環境劇変」といわれているもののことである.
私から見れば彼らは「激」を「劇」に巧妙にすりかえているだけの「ネオ・激変説派」とでもいうべき新興派閥で,地質学の歴史の流れのなかで,これまでどれだけ「激変説」が疎まれてきたかも知らずに,無邪気に「ゲキ変!ゲキ変!」と騒いでいるようにしか思えてならない.そういえば一時期,「起学」を「Creation」とすら訳そうという案もあったくらいなんだよねぇ...「Creation」と「Catastrophe」が組み合わさったら,そりゃ最強のアレで,科学と対極をなす別物になってしまうんですぞ.
近年の環境変動といっても,結局は地球の長い時間軸の上の短期間の事象の問題であり,地質学的論法や原理の上で議論できる課題であることは変わりないはずである.Cold Fusionを単純に批判したり,最初から受け付けるのを拒否したりする態度をとるのであれば,環境劇変をとなえる「ネオ・激変説派」もまた同様に批判の対象とすべきであろうと思う.しかも「ネオ激変説」は,マスコミも一緒になってほぼ無批判にしかもファッショ的にキャンペーンを展開しているので,今回の道新報道なんて比較にもならないくらい大きな問題のはずなのだから.
パラダイムという概念が通用する「物理学」の世界と,【明確なパラダイム構造を持たない】とも言われている「地質学」の世界とを同列に論じることにも批判はあるだろうけれど,大勢から一方的に病的とレッテルを貼られている分野の研究者の気持ちが痛いほど分かるつもりだけに,今回の報道に対する各方面の反応は,興味津々と同時にザワザワとした心の感触を抱かせるものでもある.
ということで久しぶりにPseudo-Creationistの顔をのぞかせた氷河地質学者の戯れ言でした.
理学部生物学科のWebサイトが,CoSTEP修了生が主催する業者の手でカッコ良くリニューアルしたらしい.
ほんとに大学のサイトらしからぬ楽しいサイトに仕上がっている.あちこちのサイト構築・運営を請け負っている身としては,たいへん参考になる.一方で対抗意識が芽生えたりして...
こういう,きれいだけれどかっちりしたサイトは,主体者とサイトとの間にクリエーターの処理がワンステップ入るから,最新情報の更新がたいへんだろうな,と思う.
私の経験からいえば,情報を発信したいと思う個々人が,サイトにすんなり情報を掲載できるような,自律的運用が可能なサイトのほうがよかったりするんだけれど,ボランティアベースで管理している者の「楽したい」意識なのかもしれない.受注した業者にとっては,メンテナンス収入もビジネスモデルの重要な要素だからねぇ.
雪氷学会北海道支部の研究発表会.自分ではこの業界ではマイナーなポジションにいると思っているのに一つのセッションの座長をすることに.担当したセッションは院生さんの発表ばかり.みなさんがんばってますねぇ.ということで.厳しい突っ込みよりは前向きな助言のつもりでセッションを進行.
多方面で仕事の区切りがついたので,ちょっと放心状態.部屋を掃除して気合いを入れ直す.
施設公開二日目.もう一度講演.昨日はちょっと奥まった会議室が講演会場だったけれど,今日は玄関ロビーに変更.こちらのほうが公開会場との一体感もあり,オープンな雰囲気でカフェ風になり,客の入りも良い感じ.
待機時間に内職.受注品を完成させる.これでこちらも一区切り.
学祭企画,施設公開一日目.休日出勤の日でもある.午後に南極観測の話を講演.
今日から北大祭.第50回.学祭の由縁になっている開学記念日は,6月第一週の木曜日ということになっているらしい.
毎月第一週木曜日は定例教授会でもある.それにあわせていろいろ会議も開催されるため,丸一日会議日ともなりがち.会議中の内職で原稿の最終チェック.
ようやく共著者にまわすことができた.これで一区切り.まだ次が待っている.こっちはなかなかの難物.
ゼミで「古くさい研究スタイル」と評され,酒の肴にでもして議論しよう,と言われてしまった.私は,スタイルこそ旧式だけれどそれじゃないと出来ないことで最先端を切り開いている,という誇りを持ってやっているんだけど,どれだけ納得してもらえるかは不明.