全地球凍結

全地球凍結』(集英社新書・川上 紳一著)を読了.

引き続いて『スノーボール・アース』(ガブリエル・ウォーカー著)を読み始める.

そういえば,谷田貝さんの「ノアの洪水」研究インキュベーションが不採用となった模様.今後の継続に期待したい.

不採用の理由について送ってもらったメールを読んでいると,いろんな人の説得や誤解を解くのに使うためにも,はやくScablandのレビューをまとめて世に問うべきかも,とも思ってしまう.でも,『全地球凍結』のような優れた解説を読んでしまうと,どうも自分のレビューの未熟さを感じてしまうんだよねえ.

こういうのも,勢い,ってのでやっちゃうのがいいのかなあ...


手作業

講座スタッフ4人で仲良く300通近い郵送物の封詰め手作業.たまには,こんなのもいいかな.

今日は,DNSサーバ・HTTPゲート・DHCPサーバの三重障害でLANが麻痺.

「第四紀研究」にある青木氏のINQUA巡検報告は,たぶんに私へのメッセージが含まれているような気がしたんだけど,自意識過剰だろうか?

そういえば,はやいとこFlood論文をなんとかしなけりゃいけないんだけど,なかなかまとまらないんだよね,これが.


青二才たちのバラード

昨夜は支笏湖畔で退官記念パーティ.多くの雪氷学者・その卵・関係者が集う.

山口学級委員長作成の「プロジェクトX〜青二才たちのバラード〜」は逸品.大好評を博していた.コピーをもらってきたので視聴希望者には配布可能.

以下関係者限定配信
オープニング編
エンディング編
(ヒント:
 学級委員長のファミリーネームとファーストネームの組み合わせ,
いづれも小文字アルファベット)



今日は,またとない好天だったので,同行した院生と一緒にヘルベチアヒュッテを回るドライブで帰宅.春が来たことは来たけど,ダムはまだ結氷しているし,残雪は多いし.しばらく市内から出ていなかったので,こうして山間部を回ってみて,北海道に住んでいることを再認識した次第.

外国人研究員がネパール語の文書を確認したいというので,共用のMacOS9に彼が持参したネパール語フォントをインストールした.そういえばマルチリンガル環境を誇るOSXといえどもデフォルトではネパール語のフォントがない.参考までにと思ってNetで探したらいろいろ出ていることを発見.まあ,私としてはあまり使うことはないだろうけど,一応確保しておいた.ところで,いったいどうやって入力するんだろう?日本語のようなIMがあるわけでもなさそうだし...

ついでに,アラビア語フォントのほうは一応MacOS Xにデフォルトで入っていることも知ったんだよね,これが...


入院式

研究科の入院式.新たな顔ぶれがそろった.

ガイダンスを早々に切り上げ(ちゃんと引き継いで),学会支部の理事・幹事会に出席.それほど混乱もなく終了しホッとしている.

とって返して,歓迎コンパに出席.宴が一段落したころに,やりかけの支部幹事の仕事を片づけて,深夜にコンパの残党に再合流.思わず徹夜で話し込むことに.

がらにもなく,退避勧告の出ている国へ未成年少年の渡航を許した親の責任と国のありかた,などについて真剣に大人の話.


南極プロジェクト死亡

今朝,徹夜明けで研究室で仮眠していたところを仏人研究者にドアをノックされて起こされる.ねっとがつながらない,ということで,寝ぼけまなこで対応.こんな感じで,彼女とはタイミングが悪いことが多い.

ネットのほうは昨夜からのDHCP障害に加えて,ワームのHTTPゲート攻撃で学外につながらない二重苦.感染警告のメールもたくさんくるし,タコ学内LANとタコWinよ,いいかんげん,どうにかしてくれ.

午後,今期初の地形ゼミ.

NHKの「南極プロジェクト」のホームページが消えていた.観測隊が帰国したらそれでおしまい,ってことかい.あのページにはためになることもたくさん掲載されていたので,亡くなってしまったのは残念.映像のアーカイブスなんかを作っているくせに,Webページの資料性としての価値感はNHKにはないのかなあ...

それとも例のS.I.事件にからんで,なんらかの意図が働いたのか?

幸い「南極キッズ」のほうは残っていたので,初等教育関係者にはまだ使える.


在籍者

今日の教授会と専攻教員会議でなにやらあったらしく,今の研究科になってからの在籍者の明細を作るハメに.

履歴は人それぞれなので,うちの講座だけでも通算100名を超える在籍者の動向を一覧にするのは並大抵のことではない.作業を始めてようやく分かった.気軽に引き受けるんじゃなかった...それでも,講座の人間記憶装置とでもいえる能力を発揮する長老院生に手伝ってもらって,深夜になってようやく完成した.

講座のホームページの記述にもかなりの間違いやヌケがあったことも発覚.こちらの手直しには相当の時間がかかりそう.

縦軸に人名,横軸に年数をとって並べてみると,なにやら面白い表ができる.誰それイベント,なんて呼びたくなる変動も見られるが,学術的には全く意味がないのでこれ以上深く追求しないことにした.

夕刻時に学会支部の幹事会.支部総会も近いし,まだまだ雑用地獄は続きそう.

またまた,学内ネットの調子が悪い.一応通報したけど,退社時間以降に発生したので,復旧は明日以降になるのは確実.


ナンバー

コピー機の一件は,結局カード管理をやめにすることで決着.メーカーのほうで,カード管理機と本体の開発担当が違うようで,連携がうまくいっていないらしい.でも,そんなことこっちの知ったことじゃぁない.

代わりに導入したのが識別番号を入力する方法.そもそもこっちの使い方が正当らしいのだけど,登録や使用量の確認がパソコンからできるので結構便利かも.

その犠牲として,MacOS Xからのプリントができなくなってしまった.UNIX系のOSは全てダメらしい.まあOSXのプリンタドライバは,ほとんどCUPSに頼っているらしいので,こちらが対応しないことにはどうにもならないんだろうな.そういえば,今朝OSXのアップデートが出ていたけど,その中にCUPS関係のアップデートも入っている模様.


富士山と氷河

一年間つとめた宿舎の幹事の仕事を次の一家に引き継ぐ.これでやっと肩の荷が下りた.

寒冷地形談話会のMLで,東大地震研究所の富士山ボーリング調査結果に関して話題が飛び交っている.

どの穴も大部分を泥流の堆積物が占め、東斜面の約三万年以前に堆積した層の二百メートル掘削ではすべてが泥流成分だった。富士山は火山灰、溶岩流で美しい円すい形になったとの説もあったが、噴火のたびに氷河が解け四方八方に泥流が繰り返し流れて形づくられたとの見方が強まりそうだ。

ということで,この泥流の水の起源の候補として「氷河」の可能性が問題になっている.富士山頂部に氷体が存在していた可能性はこれまでも何度か指摘されてきたけど,まだ誰も実証していないし,火山体の相当部分が泥流堆積物からなるというのだから,今回の結果はそれなりにあたらしみがある,ということ.

MLでの論点を整理すると,

  1. 泥流は,今回あらたに存在の可能性が示唆された「先小御岳」とどういう関係にあるのか?
  2. 氷河(氷冠)の存在を仮定するためには,氷期といえどもある程度の高度が必要で,雪線高度とも関わってくる.
  3. 氷河ではなくても,(十勝岳のように)積雪期に噴火があれば泥流は発生する.
報道記事に従えば,「約三万年以前に堆積した層の二百メートル掘削ではすべてが泥流成分だった」ということだから,「先小御岳」を覆う「古富士を含む本体」の大半が泥流堆積物だったと解釈できる.だから,泥流は富士山がある程度の高さになった時期に発生していたと考えて良いであろう.また,時期としてはLGM以前の寒冷期(たとえばMIS4)に泥流が多発していた可能性がある.

こう考えると,富士山の山頂部に氷体があって,氷底噴火したり氷上に火砕流や溶岩などの高温物質をばらまいて氷体を融解させていた可能性は十分にあることになり,上記の1.と2.はさほど問題にはならないのではないかと思う.

最大の問題は,泥流の水のもとが,氷だったのか,それとも積雪だったのか,という点である.もし厚い泥流堆積物がある程度長期にわたって断続的に堆積したものであれば,その水源となった山頂の氷体は頻繁に融けたり成長したりを繰り返さなければならないことになる.アイスランドの氷底噴火では,氷冠がなくなってしまうようなことはみられないが,あれは島のほぼ半分の面積を覆うような大きな氷冠である.それに比べたら,富士山頂部の氷体なんてあってもしれたもの.もしかしたら,一度の大噴火があれば氷体が消滅したかもしれないくらいだ.新たに氷化したマスができるまでにはそれなりの時間がかかるから,すみやかに氷体の規模を復元できるだけの降雪の涵養も問題になる.

となれば,厚い泥流堆積物の存在は,かえって氷河の存在を否定する要因になるのではないだろうか?実際,カムチャツカや南極の活火山では,山腹に谷氷河があっても谷以外の山腹や火口部には氷体が存在しないものもあることだし...むしろ,積雪のほうが毎年確実に期待できるわけで,十勝岳の例からも,積雪のほうが可能性は高いように思える.

これまであえて「氷体」という語を使ってきたけど,富士山のような山体の場合,山頂部を覆う「氷冠」と山腹を流下する「氷河」の二通りが考えられる.山腹の谷氷河だった場合,これは線としての谷に限られることになるから,火山全体を覆うような泥流の発生は見込めない.四方八方にということであれば,谷氷河の涵養域に氷冠があったことを想定しなければいけないだろう.このへんのことは,実際に氷冠や氷河を持つカムチャツカの円錐活火山が参考になりそうだけど...

火山噴火と氷体との直接的な関連性を示すには「急冷破砕」した噴出物を見つけることが確実だろう.しかし,氷河地形が明瞭な立山でさえ,なかなか「自破砕噴出物」の認定に戸惑っているほどだから,この問題はそうたやすいものではないと思われる.

と,ここまで考えて,今日は力尽きた.

平川先生は「議論しているよりもまずは調査」と言っていたけど,地理学会の時に話題が出ていた「寒冷地形の一日巡検」でもやってみたらどうかな?北海道からはちと遠いが...


まだ暖房

いつも灯油を配達してもらっている燃料屋さんから,「灯油足りてますか〜?」って電話が来た.この冬は,宿舎の補修のおかげで保温性が向上して暖かく過ごせたので,冬前の一回の給油でちょっきりぐらいだった.なもんで「足りてます,また今度の冬にお願いします」と返事.燃料屋さんも,最後の一稼ぎでたいへんだ.

凍える手をときおりこたつに突っ込んで暖めながら修論・D論を書いていた学生時代のことを思えば,今は天国のような生活.4月になったとはいえ,札幌はまだ寒さがぶり返す事もあるんだけど.そのときはそのときで,タンクの底まで使い切ってやろう.


TimesRO

Safariの調子が悪い.表示中に固まるサイトがある.「Snowball Earth」の和訳が出ていると白岩さんから聞いてAmazonで注文しようとしたところ,これもフリーズ.

Apple の Tech Info Libraryをあさって「TimesROというフォントを削除しろ」という記事を発見し,これで解決.HPのページをみたらこういう記事もあった.どうも,最近導入したHPのプリンタ関係のファイルがわるさをしていた模様.

年度始め恒例の,ガイダンス資料作成やホームページ周りの更新などを行う一日.

ホームページの更新を院生にやらせたら,みごとに専攻のトップページを消されてしまうし...バックアップから復元しなきゃ.


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