Madame Francaise-2

フランス女性研究者がやってきた.あいさつもそこそこに,いきなりネット接続の依頼.フランス語のXPマシン.もちろん私はフランス語を読むことができないしXPそのものがよく分からないので,横に日本語XPマシンを置いて見比べながら作業.キーボードの配列も微妙に違うんだねえ.

ipconfigが働かず,しばし悩んだ末,Ether portがアクティブになっていないことを突き止めて,なんとかセットアップを完了.

つぎに彼女のための新しいコピーカードをアクティブにしようとしたのが運の尽き.例のコピー機のバグだかなんだかのせいで,全てのコピーカードが使えるようになっていることが判明し,その対策に小一時間を費やす.

そのついでにコピー機の根本的な対策をしようと思い,さらに小一時間.ちょっとの進展はあったけど根本解決に至らず.

サービスの人は,月曜日までに宿題を解決してくる,と言っていたのに,とうとう現れず.どうなっているんだか.さんざんいじくってみたので,たぶんコピー機屋よりも私のほうがこの機種に詳しくなってしまったかもしれない.


RING

しばらく余暇らしい過ごし方をしていなかったので,ジャンプ観戦か映画鑑賞に行こうと計画していたんだけど,天気が悪いのであっさり映画にした.「王の帰還」,長くておしりが痛くなったけどまあまあ満足.

ジャンプのほうは久しぶりに原田が優勝したようで,見に行けばよかったかな,とちょっと後悔.

昨日の公開物.赤線を引きながらじっくり読んだ.研究科内にこれだけたくさん講座がある中で,どうもうちのことらしき記述や名指しの記述が結構ある.それも良い方の評価.がんばって審査書類を作成した甲斐があったというもの.

今後の研究科改革の中でうちの講座もちょっとは強気にでられるかな,と思ってみたりもするが,実感とはずれているようなところもあり,評価ってこんなものか,と思わないこともないではない.


大場先生御退官

大場先生の御退官記念行事.

サービスの人に来てもらった.どうもコピー機のほうがバグっていた模様.解決は月曜日以降.

公表されてます.審査する人も大変だろうけど,こちらもこれにはずいぶん時間をとらされたからねえ.これからからじっくり読もう.注目は「ガイドコース」「山岳・極地・フィールド研究」ってとこかな.


ポスター完成

小野先生のお手伝いさんの後任者が引き継ぎに来た.もうじき東大で学位をとるということで,お手伝いさんと言うにはすごすぎる人.どこでもそうだけど,学位を取っても就職はないんだよねえ.

ようやく学会用のポスターが完成.原稿段階では「きれい」とだけはほめてもらっていたので,せっかくだから,この唯一の取り柄を生かすべくフォトフィルム紙で印刷した.

新しいコピー機の設定に苦戦.どうやってもユーザーごとのシバリをかけられない.明日,サービスの人に聞いてみよう.


マイナーの悲哀

毒法化後も宿舎に住んでいてもいいよ,という通知が来た.札幌にあるいくつかの官舎は北大に出資されることになるらしが,さすがにここは立地条件が良いだけあって中央省庁は手放さないらしい.新規の入居は北大からはダメになるとのこと.最近立て続けに官舎の手直しがあったのは,やっぱりね...ふふん...

リースの更新で,研究室に新しいコピー機が入った.カラーだし他にもいろいろできる多機能機なんだけど,重要な機能の一部がMacOS Xには対応していないんだよね.これじゃ,前よりも悪くなったということじゃないか!ところが,すでに棺桶入りしたと言われるOS9には完璧に対応しているんだなあ.コピー機屋が世の中の動きを分かっていないか,あるいは技術がないかのどちらかだとしか思えないんだけど...Unix屋さんを雇ったらどう?

導入の検討時期には,サービスの人は「今できることは新しいのでも全部できますよ〜」とあれほど言っていたのに...かくなる上は,約束はきっちり守ってもらうことにしよう.そうでなきゃネチネチクレームを出し続けてやる...なんて思ってしまったよ,まったく.


グローバルスタンダード?ーgLGMについての考察

お昼ご飯を食べながら,3月12日に書いた「gLGM」について平川教授とおしゃべり.

「g」とは「グローバル」の意である.「LGM」とは,いわゆる「最終氷期の氷河最拡大期」のことで,これは今まで,ヨーロッパや北アメリカにおいて氷河や氷床が最終氷期中で最も拡大したとされるMIS2の時期を指すものとして認識されてきた.

ところが,たとえばヒマラヤや日本などはちょっと様相が違って,氷河の最拡大時期がMIS2とは一致しなかった地域があることが明らかになりつつある.つまり,こうした地域では「最拡大期」=「LGM」=「MIS2」としてしまうわけにはいかないのである.そこで,ヒマラヤや日本が含まれるPEP-IIトランセクトについてのOno et al. 論文では,従来の意味の最拡大期を「gLGM」=「MIS2」とし,本来の意味の地域によって異なる可能性のある「最拡大期」を「LGM」として,両者を区別したのであった.

しかし,「LGM」の元祖のヨーロッパにしても北アメリカにしても,あくまでも地球上の一つの地域にすぎないことはヒマラヤや日本と等しいことである.だから,従来の「LGM」が欧米地域で定義されたからと言って,それを汎世界的に認められるハズだとでもいうかのように「g」をつけてしまうのはどうかと思う.そもそも,氷河編年は地域性を前提としており,拡大期の名称も地域ごとに異なるのが通例である.

せっかくヒマラヤや日本で欧米とあわない結果をだして「LGM」の地域性を主張しているんだから,グローバル的な考え方を排除する方向にもっていってもよかったんじゃないかと思う.確かに氷河編年学はヨーロッパで発祥し発展してきたから,その功績は尊重しなければならないけど,それがグローバルスタンダードでもあるわけがない.なにも欧米にこびることはないんである.「g」と小文字にしているところに,若干の救いを感じる.西半球という意味の「w」ならもっと良かったのに...

これは,極論してしまえば,地質原理の一つとされる「斉一説」の誤った適用例の側面を持つ,と言ってもよいかもしれない.「斉一説」の誤った用い方についてはこちらを参照されたいが,そこでは,「斉一説」の適用問題について,「激変」と「漸進」という「時間」のとらえ方の対立という側面を述べた.それに対して今回の場合は,「空間性」についての事例を示すものと捕らえることができると思う.

ということで,個人的には,巷でもてはやされている「グローバルスタンダード」という感覚には良い感情を持っていないということもあって,「gLGM」にもちょっとイチャモンをつけてみたくなった.

なお,「氷河の最拡大期」よりも「最寒冷期」のほうを意識するのであれば,「gLGM」の意味も活きてくると思う.こちらのほうが「斉一性」にも合致する.このように考えると,MISが確立した近年における「LGM」の使われ方は「最寒冷期」を意識したものであるようにも再認識される.従って,あくまで「氷河の最拡大期」を意識しているOno et al.への上記の私の指摘は,あながちはずれたものではないはず.

この問題は,グローバルな気候変動の復元については氷河編年学は決定的な弱点をかかえている,ということの裏返しでもあり.白岩さんなんかに言わせれば,「だから氷河編年学なんて…」ということになるんだろうな.

そもそも「グローバル」って何だろう?「時空的な斉一性」を保てるレベルの話ってことなのか?だから物理屋指向の氷河屋さんは「グローバル」を強調したがるのか?でもそれじゃつまんないよなあ...と思ってしまうのは私だけ?

氷河が拡大縮小したら,それによって影響を受けるのは氷河の流域という地域であり,海面変動や植生変化などのその他の環境変化にしても,実際に影響を受けるのはローカルな事象のはず.しかも,氷床ほどに大きくなれば,地域的なものでも全球的なプロセスにまで影響を及ぼすこともあり得る.ローカルに発現する事象の裏側にあるグローバルなメカニズムそのものを明らかにしていくことが重要なのはもちろんだが,その一方で,ローカルな差異を見いだしていくことも,環境科学の両輪の一方として必要なことだと思う.まあ,そこに氷河編年学の存在意義を見いだしていくしかないのかな.

こんなことを書いていたら,氷河湖決壊に関する研究集会の折りに岩田さんが「最新氷期」という言い方に異議を唱えていたことを思い出した.このことについては,さらなる考察を続けていくつもりである.


Madame Francaise

完成させたまま出し忘れていた科研の報告書を印刷して事務に提出.入院していた女史の,元気そうな姿を久しぶりに見て一安心.「フォーラム:北海道の森と川を語る in 2003」のビデオ編集を終了.そして,外国人研究員室の整備もようやく一段落.

部屋のほうは,もとの住人たちの使い方がひどかったので,汚臭やら長年の汚れやらで結構大変.ようやく臭いが消えたかと安堵していた先から,魚を焼き始める者もいるし...

「もうすぐフランスから美人の研究者がやって来る」としつこく言ってきたので,皆も気になっている様子.どうも,彼女に悪い第一印象を与えないように一所懸命に掃除しているんだ,と思われているフシもないではない.

まあそれでもいいんだけど,外国からはるばるやってきた客人に対して,ネパール人であれフランス人であれ中国人であれ,どの人にも心地よく研究室を使ってもらいたい,というのが今回の整備の心構えなんである.どの客人も第一線の研究者として活躍されているわけだし,祖国ではそれなりの地位にもついておられることだろう.本来なら教官なみの待遇をしなければならないところだが,いかんせん狭い研究室なので十分なスペースを提供できず,申し訳ないと思っている.

私自身,エドモントンに滞在していたときには,むこうのホストに非常によくしてもらった.だから,今度はこちらからのお返しのつもりでもあり,自分がこの部屋に入れられたらどうだろう,と思いながら作業をしてきた.

しかしみんな,囲うのが好きだねえ.私はもっと開放的に和気藹々と使ってもらうことを期待していたのに.まあ,好きなように使ってもらえばそれでいいんだけど...できるだけのことはしたつもりだが,はたして満足して頂けるかどうか.


丁板

こんなものを作ったりした日曜日.


手帳型ケース用 固定クリップの作成

ホームセンターで調達した丁板(二枚合).

ねじ穴の間隔が,本体のフリップのものと同じ.
フリップ板から分離した留め具を丁板にねじ留めする.

フリップ板とは逆向きにつけるのがミソ.
留め具を丁板にねじ留めしたのを横から見たところ.

丁板の金属をカモフラージュするために黒の合成皮革を表面に添付.
完成した丁板を装着.
丁板の二枚合わせ部分を利用して,手帳型ケースの上部に挟み込む.

丁板の二枚合わせのところが堅いおかげで,結構しっかりクリップできる.
こんな感じ.
これが私の普段の持ち方.
手帳の左側を後ろに回してジョグに指をかけるようにホールド.
手帳を開いたままジョグに指をかけるようにホールド.

本体が水平になるように下向きにホールドすると,ケースが自重で垂れ下がってくれるので,ジョグがより操作しやすくなる.

このホールドが私の今後のスタンダードな使い方になりそう.

【使用感など】

  • こういうクリップ式なら,ほとんどのケースに装着が可能です.手帳型の場合は左右を問いません.私はこれに乗り換える前まで使っていたc3用のケースをそのまま使っています.
  • ヒンジ部の隠し方など,最後の仕上げが今後の課題です.
  • 机上で使っていると,丁板の内側でジョグがプッシュされてしまうことがあるので,なんらかの対策が必要かな.
  • このページを参考にされる場合は,あくまでも自己責任でお願いします.


三重苦

昨日の講演で中断していた作業を朝から再開.図化機のHDを交換する仕事.

新品のHDについてきた移行ツールのタコさ,BIOSのタコさ,システムのタコさ,の三重苦に悩まされながら,ほぼ一日かけて移行を完了.

まったくなにやってんだか.


gLGM & JPO

朝,愛車に積もった雪に黄砂が混じっているのを確認.春も近い.が,中国の裸地化・砂漠化の影響が日本まで来ているのかなあ,と心配になる.

研究室に行ったら,朝からやけに暑い.実は後期日程の入試日であった.本州方面からの受験生もいるので,暖房を強めにサービスしているのだろうな.

Quaternary International,118-119, (2004) “Climates, human, and natural system of the PEPII transect” に目を通す.「gLGM」ってなあに?ってなもんで,今後,このタームがはやりそうな予感.

研究科アワーで,元国連Junior Professional Offisorだった藤原幸恵さんという方の話を聞く.環境起学コース構想でめざしている実務家養成(総合教育)コースにからんで,その進路として考えられる一例を紹介するという趣旨の招待講演である.

世銀の牧野さんやIYMのことなど,これまでうちの講座がやってきたことを考えると,ようやく,という感じがしないでもない.TOEFL550点以上,っていうのも,すでに導入して実践している側としてはまあまあ頷ける数値だし,ネパールの教育支援の話も身近な話題として聞くことができたし.

講演の話以上に印象的だったのは,院生の聴衆が多かったことである.関心を持つ院生がこんなにいたんだ,と思うと,うちの講座がやってきたことをもっと内部にアピールすべきだったかもしれないし,内部移行制度なんかを作れば,研究科内の他専攻から流れてくる院生も期待できるのではないか,と思ってみたりもする.

しかし,結局今までさんざんソデにされてきた経緯があることを顧みると,ようやくこちらに風が吹いてきた,といったほうがしっくりくるような感じでもある.入学時に「環境について学びたい」と思ってやってきた院生の欲求をどこまで満足させて修了させられるか,あるいはそもそも地球環境に動機づけられてやっている研究者をどう育てるか,という院教育の課題に研究科がようやく取り組みを見せ始めた兆候,と評価して良いだろう…ね?なんといっても,大学院のもう一方の主役は院生なんだから,彼らを無視した改革なんてあり得ない話だもの.


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