ラボ整理
引っ越しプロセス中の二つ目の節目.ウェットラボの引っ越し準備.ご協力いただいたみなさんお疲れ様.
引っ越しプロセス中の二つ目の節目.ウェットラボの引っ越し準備.ご協力いただいたみなさんお疲れ様.
廃棄物から拾い上げてきたマシンの復活・延命作業.
このマシンには,冗長性が求められるサーバー群の一端を担わせるつもり.枯れたマシンが向いているとも言われるので丁度良いが,延命治療にかかる投資は格安新規マシンクラス.
久しく青空を見ていない.まさにエゾ梅雨.
ブータンGLOFプロジェクトのJICA現地調整員として,なんとAYさんが派遣されるらしい.大学院入学時に机を並べて以来,エドモントン滞在時も含めて,20年以上の間,つかず離れずの感じで同じ世間を渡ってきている,それが今回もか...かなりの腐れ縁かも.
でもこういう仕事は彼女にはピッタリ.現地に居てくれるというのは非常に心強い限り.
塩漬けから引き上げた案件は遅々として進まず.それでも少しずつ先へ進めるべく地道に作業.
引っ越しプロセス中の一つ目の節目.大量廃棄作業.これまでかけてきた段取りが功奏して,思ったよりも早く終わった.それでも残った廃棄物は夜逃げするしかない.
さんざん警告してきたことが現実になりつつある.後出しジャンケン,ごり押し,につきあわされるのはもうこりごり.事前警告は何度も発していたんだから,これ以降は断固とした態度をとらせてもらうつもり.
爆笑問題の日本の教養で全盲・聾の福島東大教授が出ていた.
「絶望=苦悩−意味」.「“−意味”を移行(HPママ たぶん移項が正解)したら、絶望+意味=苦悩」というのに妙に感心してしまった.
というのも,引っ越し作業は「絶望」以外のなにものでもないから.意味を見いだせずただ苦悩あるのみ,の作業だから...
引っ越し作業,もう飽きた.でもやらなきゃ...四十肩には最悪だな...
施設公開二日目.もう一度トーク.同じ内容を二日続けてやると,だいたい二回目は時間が延びる.油断してしまうのかなぁ...
このところ引っ越しの話ばかりなので,最新の情報を少し.

ここやここで書いてきたように,8年近く前からずーっと気にかけてきた第四紀境界問題は,国際層序委員会での投票により8割以上の賛成票を得てINQUA-SQS提案の「Gelasian基底 = 第四紀/Neogene境界 =鮮新/更新境界 = 2.588 Ma」が承認されたということで決着した模様.四紀屋としてはめでたしめでたし.でも反対票を投じた人の言によれば「呼び方は人間側の問題で,名前がどうだって岩石が変わったわけじゃない」ということ.自然科学上の真理は多数決で決めるようなことじゃないからねぇ...少数でも正しいときは正しいんである.温暖化問題なんかは,その典型例かも...
- “Quaternary geologists win timescale vote”:Published online 3 June 2009 | Nature 459, 624 (2009) | doi:10.1038/459624a
- “The Quaternary Period Wins Out in the End”:Science 5 June 2009 Vol. 324. no. 5932, p. 1249, DOI: 10.1126/science.324_1249a
- Subcommission on Quaternary Stratigraphy
ついでに,このNatureの同じ号には,南極氷床の起源に関する論文も掲載されている.
Bo et al.: The Gamburtsev mountains and the origin and early evolution of the Antarctic Ice Sheet, Nature 459, 690-693 (4 June 2009) | doi:10.1038/nature08024
1960年代から南極氷床下の基盤地形を調べるBEDMAPという国際プロジェクトが続けられてきていたのだけれど,この論文は,その不足を補う中国の最新の成果を使って明らかにされた南極氷床の起源に関するものである.ドームA付近のガンブルツェフ山脈を含む南極山塊が氷床の起源で,3,400万年前に谷氷河から成長を始めた,という解析結果が得られた,という.
BEDMAPについては,昨年出した本「なぞの宝庫・南極大陸 100万年前の地球を読む」にも詳しく書いたのだけれど,日本では極地研の藤田さんが担当されていて,この論文の著者にも入っている.
ドーム氷床掘削とかBEDMAPとか,大きな枠組みの中で仕事をされている日本人研究者の成果がNatureに掲載されるのは嬉しいものだ.
ただ,この論文,氷河地形発達に関しては,年代にしろ形態にしろ,あらい議論しかしてない.氷の下の谷氷河地形だからこそNatureネタになる,ということのようなのだが,表面に出ている氷河地形だとしたらこうはいかないだろう.なまじ見えてる地形を扱っていると,こんな大胆な議論を展開しようという気にさえならない.そこがかえって私なんかの弱みになっているような気もする.もっと大胆になってNatureに挑戦してみてもいいのかもしれない,と思ってみたり...
学祭企画,施設公開一日目.トークのために休日出勤.実際にやっていることは,やっぱり引っ越し準備.
学祭期間中はずっと雨ということになりそう.