海図

海上保安庁が,南極大陸付近の国際海図を新たに刊行する.これには,15年前の越冬でやった仕事の成果も含まれていて,昨年頃に何度か私の所にも問い合わせが来ていた.

この海図の水深データは、観測船の測深機によるほか、南極観測隊が、氷上を雪上車で移動し つつ氷に穴を開けて、また氷の無い海域ではゴムボートで、1点1点測深した成果を採用しています。

とわざわざ書いてくれているところが泣けてくる.JARE34では,2本もオーガーを水没させて大ヒンシュクを買ったり,手伝いの隊員を確保するのが困難だったりして,ほんとに苦労したからねぇ...今ではGPSもあるし魚探の性能も良くなったから,作業はもっとはかどるはず.


出会い

学院の説明会・札幌編.フルー騒ぎで大阪開催が中止されたのは残念だったけれど,札幌会場には近年になくたくさんの学生さん達がうちのコースに興味を持って話を聞きにきてくれた.来年度は真新しい建物にも入れるし,心機一転でいいかも.

夕刻,JARE-OB会支部総会.先日の雪氷学会支部50周年記念講演で聞き逃した阿部さんの話を,ちょっと違った切り口で聞くことができた.JARE49越冬気象隊員の話も面白かったし,Blogの主に直接お目にかかることができたのも収穫.


塩漬け

今まで塩漬けになっていた項目のいくつかに日の目をみせるべく,拾い上げる作業を開始.

いろいろやってみると,塩漬けになっているだけの理由もあったりする.しかしこれを乗り越えなければ次の展開もない.踏ん張りどころ.


弘前へ

学生時代にお世話になった大恩人の法事に出席するため,朝一でJRに乗り込んで弘前へ向かう.

弘前駅に降りたって法事の会場に向かって歩いていたら,H松さんにばったり.これから雪形ウォッチツアーの集合地に向かうところだという.あいにくの曇りで,弘前名物の岩木山もすそ野が見えるくらい.明日からの本番が晴れるといいね.

恩人の法事は,故人の在りし日を偲びつつ,すっかり同窓会気分.こういう機会はなかなかない.来て良かった.


やっと

imageはは,やっと出来た.次は数値解析への応用方法だな.
(VOL-ALPSMB045823095-O1B1を使用)


二次処理

今日もひたすらLPS.作成したデータを成果物として二次処理する方法についてマニュアルと格闘しながらノウハウを探る.

ALOSのPRISMデータはこの業界にとってはまだ新参者,マニュアルやチュートリアル通りに行かないことも結構ある.

どうやら座標系にLAT/LNG角度形式を使っているところに最大の原因があるらしい.とりあえずUTM系に変換するとマニュアルの世界通りに使えるようになった.もう一つは,必要な範囲だけを指定する「Area Of Interest」をどうやってALOS PRISMデータに適用させるか,という点.これもちゃんとやっておかないと,どえらい処理時間につきあわされることになる.

それにしても,この周辺のソフトは直感的に使えなくてイライラする.わざと使いにくくしてるんじゃないかと思うくらい.設計コンセプトというか地図業界のフィロソフィーというか,そういう世界に通じていないとダメなのかしら?

かつてUNIXの世界になじめなくて,MacOS X経由でUNIXに入ったら,いともあっさりなじめた,というようなブレークスルーって,この業界でも起きてくれないものだろうか...


地形編みもの

image一日中LPS.慣熟もかねて実質的なデータで作業している.この図は,無数の小さな三角形の集合.水平面にあるのではなく3次元空間にいろんな方向に傾いている三角形.こういうのをチマチマをと地形にフィットするようにプロットしていく.大きな三角形で代表させられるような大ざっぱな斜面もあれば,小さな三角を細かく並べていく必要がある微細な凹凸がもある.いわゆる「有限要素法」というやつですな.
この地道な作業をなにかに例えるとすると,レースの編み物をしているような感じかなぁ.不要な範囲との境界では絶妙な末端処理も必要で,このへんはまさに編み物の感覚に近い.

扇状地.頂稜,バットレス,円弧辷り,融解凹地,モレーンリッジ,二重山稜,メアンダーなど,地形のパターンごとにどう三角を組み合わせればよいかを瞬時に判断できるようになった.等高線をトレースするという旧来の解析図化機とは根本的に作業の発想が違うけれど,地形パターンは等高線で頭の中に入っているので,並べた三角の集合がちゃんと現実の地形を再現しているかどうかをチェックするには,やっぱりコンターを描画することになる.

地形屋にとっては,凝りはじめるとクセになりそうな作業.問題はどこで満足してやめるか,というところだろうか.


引っ越し第一弾

本番の退避に先立って,固定IPサーバー群を現実空間の別の場所に退避させる.ネット空間的には何も変化はない,とはいえ.根っこに少し近づいたせいか反応が良くなったような気がする...

その他,いろいろと会議の日


薄暮の青

image暑い一日.

仕事の後で子供の買い物につきあった帰り,日没直後の空の青がきれいだったので一枚.


見学会

研究室のあるA棟は7月から耐震改修工事に入るわけだが,今日は,その退避先となる部屋の見学ツアー.春ウララの日和の中,関係者でぞろぞろと出かける.

提供された候補地は,工学部の北端,理学部(というか博物館)の2F北東角,そしてクラ館の旧宿泊施設,の3箇所.

おおざっぱに特徴を述べると,最初のは荒廃しきった感じ,次のは腐っても旧帝大という独特の雰囲気,最後のは渡辺純一の世界になってしまいそうな危ない閉鎖空間(そういうのが本能的に好きな人もいたような...),という感じ.実はどこの地にしても,私的にはそれなりに近くに居たことのある空間でもある.

このツアーを終えて,かつて「昭和基地再訪」というエントリーで書いた感想を,そのまま丸ごとここにも書きたい衝動にかられてしまった.

お昼を食べてから避難先を決める会議.結局我々は,候補地のどこにも行かず,隣の講堂とC棟で収容してもらうことに.近くて助かるけど,工事中の騒音にはつきあわされそうな感じ.


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