日々の雑感 一覧

カードゲーム

朝,手稲山が白くなっていた.本格的な冬ももうすぐそこ.

うちの息子はカードゲームにご執心である.この熱意で勉学に励んでくれればいいのに,と思うこともあるが,ひょんなことから,ある研究所が作っている子供向けのカードゲームがあることを知る.

理研の生物系の研究センターの広報用に作られているらしく,発生学の実験に使う生物がキャラクターになっている.センターの構成員のカードもある.大学院生(1)・テクニシャン(2)・獣医師(4)・ポスドク(6)・ラボヘッド(8)ときて,最強のカードが所長(10)だ.大学の研究室ではないので,構成員をそのまま比較することはできないけど,ポスドクが一人前の研究者として紹介されており,一般的な研究員というのがないのが不思議.

このカードで遊ぶ子供たちは,研究するならポスドクに...なんて思ってしまうんだろうか?私の中でのポスドクといえば,身分も安定しないのに中心的な戦力として将来の安定した身分への就職をえさに業績をあげるプレッシャーに押されながらこき使われる人々,という認識があるんだけど...

このカードの作者の意図がどこにあるかは知らないけど,日本の研究機関の基本構造がすけてみえるようで,自分の息子にはこのカードでは遊ばせたくない,と思った.実際のところ,「パパは何?」と聞かれるのが一番つらいんだけどね.


交換

部屋の予約の不手際で,思いもかけず一緒にゼミをやることになる.

エドモントンから戻って以来ずっと使ってきた携帯電話の画面が表示しなくなった.もうじき南極に発ってしまえば使わなくなるから壊れても惜しくはないんだけど,かみさんに任せて家に放置しておいたら,タダ同然で機種交換とあいなっていた.

新しいのにはカメラがついていて,動画も撮れるしテレビ電話もできる.何を今さら...と言われるかもしれないが大幅な機能向上に結構感動する.

ただしこれが「オバサン柄」なんだなぁ...「残っていた最安機がたまたまそうだった」というだけで,かみさんが「オバサン趣味」だと言うつもりは決してない.出発までの出張でもまだ使わなきゃいけないし,背に腹は代えられない.ということでオバサン携帯で通話している私を見かけても笑わないで.


World Wind

寒いのでスチームを入れる.昨年のストーブ初点火がスチーム稼働前の10月10日だから,今年は大幅に遅いんだけど...

巷ではGoogle Earthが話題らしいが,NASAでも同じようなソフトを開発していて,本日その最新バージョンが出た.その名も「World Wind」.こちらのほうは観測衛星のデータなどを取り込んでGlobe表示できるので,Googleのに比べて,よりサイエンティフィックに使える感じ.ただし操作性はGoogleのほうが上.

夕刻,強引に予定を決める.これで11月も出発までのうち半分以上の期間は出張.


ゆきむし

換気のために窓をあけていたら,部屋中ゆきむしでいっぱいになった.

ほうきで掃きあつめたら,湯飲み茶碗半分ぐらいになった.


日程調整

出発まで約40日となったのに,まだ事前準備の日程調整をやっている.大丈夫なんかいな...


修正

科研費申請書の修正など.

火山学会につづいて地震学会.北大で開催されていることはカミさんでも知っていた.


カラス

私の研究室は角部屋だ.窓の外で「ガチャン・ドンドン・ガー」とうるさい音がしたので非常出口から外をのぞいてみた.

音の発生源は,外壁をつついていたカラスであった.足下をみると,避難用の降下口のふたが開いていて,ハシゴが下の階へと伸びている.どうやらこれもカラスの仕業らしい.身振り手振りで追い払おうとしたが,その私をものともしないでカラスはまだ外壁をつついている.足下におちていた枝を投げつけると,すーっと飛び去っていった.

ふと気づくと非常階段への扉が閉まっていた.この扉は外からは開けられない.つまり締め出しをくらってしまったのである...

だれか来ないかな,と秋風に吹かれながらしばし待つこと30分...だれも来やしない...仕方がないので,カラスがたらした(と思われる)避難ハシゴを使って下へ降り,外回りで研究室へ戻る.ハシゴを回収する際には,ドアに物をはさんで閉まらないようにしておくことを怠らなかった.


移動

勢力縮小に伴って領土の一部を明け渡す作業.

20年以上に渡って蓄積されてきたがらくたとの格闘で鼻の穴が真っ黒になった.


とんぼがえり

週末を自宅で過ごして,再び上京.


キヨブタ

image重力計の訓練が早く終わったので,飛行機の時間まで京都見物.

思えば,ここまで来るのにキヨブタの決断を何度したことか...この年で越冬となると,前回のお気楽院生時代とは違って,それだけの乗り越えなければならない覚悟の数も増えるんである.というわけで,キヨブタの空間的な実感を得るために清水寺へ向かう.

実際にみてみると,岩登りの高度感に慣れている身としては拍子抜けするほどなんでもない高さなんだけど,千年の都の舞台の高さの意味だけはかみしめてきた.

まだ時間があったのでついでに三十三間堂も参詣し,関空経由で札幌へ戻る.


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