日々の雑感 一覧

かこつけ行事マラソンのアイロニー

洞爺湖サミットかこつけ行事が目白押し.おかげでレギュラーに地道に開催してきている活動の「いつもの会場」が先取りされてしまい,乏しい予算内で他を探すのに苦労している.マラソン側にはお金はあるんだろうから,格安会場を独り占めして,貧乏人を追い出すこともないだろうに,と思ってしまう.

かこつけ行事のお題目は,サステナだったり先住民だったり環境問題だったりするのだけれど,それらで本来取り上げられるべきは,地道な活動や生活の意義と将来性のはずだろう.それなのに,かえって本質的活動を阻害している結果を招いていることは,なんともアイロニックである.

雪祭りも然り.本来,寒く暗い冬の市民生活を盛り上げるための祭りのはずなのに,今や,市民はかえって喧噪と混雑を嫌って会場周辺にでかけることを控えるようにさえなってしまった.一時期の世の中の改革ムードも,成果を実感できないまま絶望感に変わりつつあるし,研究費の集中投資も,オーバードクター問題を助長こそすれ解決手段には結びついていない.

持続的で地道で,じわじわと成果を浸透させていくような活動がなかなか評価されず,声が大きくてお金持ちでマスコミ受けするようなものばかりが,刹那的に幅をきかせる時代.

求められるべきは,お祭が終わったあとで,どこかでいつの時期にか長期的な視点で一過性の打ち上げ花火の是非が評価を受ける機会が設けられることだろう.たぶんその時には,花火の責任者は一線から姿を消しているか,前に上げた花火のことなんかすっかり忘れてまったく別の花火を打ち上げ続けているに違いなく,過去の花火の評価なんて…とペロッと舌をだしていてもおかしくないし,それに気づく人もいるまい.

そういう人たちにサステナや環境や先住民を語る資格が,本来備わっているのかどうか,お祭りのとばっちりで会場確保に難儀させられている一底辺教員としては,はなはだ疑問に思ってしまうのである.


一息

懸案の頼まれ仕事がようやく手を離れた.加減の難しい仕事.


気になるニュース

火星で雪崩とNASA発表.水にしろ氷にしろ,他の惑星でこれほどダイナミックな表層地質現象が観測されたのはめずらしい.

国土地理院・北海道全域の三角点標高を改定.旭岳の標高が約1m高く...実は,標高がかわった山はほかにも結構あるみたい.たとえば

■1m高くなる主な山と新しい標高■
旭岳 2291m
愛別岳2113m
幌尻岳 2053m
カムイエクウチカウシ山 1980m
札内岳 1896m
署寒別岳 1492m
佐幌岳 1060m
■1m低くなる主な山と新しい標高■
オプタテシケ山 2012m
羅臼岳 1660m
楽古岳 1471m
雷電山 1211m
風不死岳 1102m
手稲山 1023m
イルムケップ山 864m
アポイ岳 810m

北部日高はプラス傾向,南部日高はマイナス傾向.全道の標高改定量図も参考になる.これが,単なる測量値の修正なのか地殻変動の長期トレンドを反映しているのかはいまいち不明.


Eniwa Armageddon

今日から観測隊の冬訓練らしい.A氏,H氏の大御所に加えて,一緒に越冬した社長も再挑戦中.いいなぁ...

地質コンサルに勤める先輩から謎の堆積物の解釈について相談を受ける.これぞ教授と密かに考えている大胆な仮説を裏付ける斜面堆積物だとピンときた...名付けて「Eniwa Armageddon」.

そのうちちゃんと取り組まなきゃいけないテーマなんだけど,教授の定年後の楽しみになってしまうかも...

Feb.29のScienceに「雨や雪の形成には生物有機体が重要な役割を果たす(原題:Ubiquity of Biological Ice Nucleators in Snowfallbacterial IN in snowfall)」という論文が掲載されたらしい

研究者らは、霜害にあう植物は、マイナス2度程度で大気中の水分を捕らえて氷に変えることのできる植物病原細菌に覆われていることを発見した。一方、ちりやすすのような鉱物氷核は、マイナス10度程度を下回らないと水分を捕らえて凍らせることはできない。

というのはよく知らなかったことで,面白そう.


あれから百日

JACの雪崩事故から100日目だということ.たまたま土曜出勤したところに,セルロンから帰国したばかりの阿部さんからチーム業務で電話.このタイミングで処理しなければならない事項もあったりして,因縁めいたものを感じる.

この100日間,個人的にもいろいろあったけれど,肝心の部分はほとんど進捗していない.

合掌


牽制

合否判定教員会議.研究所・研究院・学院,いろんな顔を持たざるを得ない立場の中で,大学職員のアイデンティティはどこにあるのだろうか?

ちょっと声を荒げすぎた感があるけど,互いに牽制しあう様子は,見ていてなんともさもしい限りで,我慢できなかった.後味が悪い.

やっぱり二月には逃げられてしまった.


返答文面

院入試一日目.午前中は試験監督.午後は夕刻までびっちり口頭試験.

監督中に依頼仕事の返答文面を考える.


Google Sites

受験者への注意(2月28日〜29日)
受験者の皆さんは、この時期、積雪などにより交通機関が混乱する 可能性もあることを考慮して、余裕をもって来場ください。万一交 通機関に支障があった場合には速やかに学術助成係(011-706-2204、 gakujutu at ees.hokudai.ac.jp)に連絡を入れてください。

ということで,明日から院入試.

Google Sitesのアナウンスがあった.iGoogleを利用していて,いろんなコンテンツを自由にレイアウトできる便利さを実感していた.これって昭和基地Wikiや原稿の共同執筆サイトとして自前サーバーで構築していたWikiや,組織や自身のWebサイト構築に利用しているXoopsなどのいいとこ取りだなぁ,と思っていたんだけど,まさにその究極バージョンがgoogle sitesで実現されてしまった.

ちょっとこれからいろいろ試してみようと思う.


過去第一世代

視界百メートル前後の吹雪の中,順延されていた入試日.

システムを更新して使えるようになったバックアップシステム,タイムマシン.その過去第一世代が,ほぼ半日かけて完成した.今後,一時間ごとに過去世代が作られてへタイムスリップできるようになる.


しめだし

行儀の悪いクライアントをサーバーアクセスからしめだし.

SPAM電話もしめだし.

帰宅後,テレビをつけたら少林サッカーをやっていた.これじゃ五輪開催国の資格はないな,と思った.


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