日々の雑感 一覧

かなわぬ願望

それなりのポジションで安定感があって,会議でも決定権が与えられていて,研究費の申請にもそれなりにレスペクトされていて,サバティカルをとる権利もあって,チャレンジな事業にリスクがあっても立場そのものにはそれほど影響がない,そういう人たちにこそがんばってほしいのに...その正反対の境遇の私としては身を引きたいのになかなか解放してもらえそうにない...こうなったらしたたかにイイトコドリでやるしかないかなぁ...

第33回IGCに行きたい.修論時代の夏が詰まった思い出のオスロを再訪したい.CGG02のシンポジウムに参加したい(コンビーナーはちょっと気にくわないけど).日本にもGlacial Geologistはいるんだとアピールしたい.

でも,レジストに先立つ予算がない.さすがに自腹を切る勇気も余裕もない.話す内容は,もうちょっと詰めればなんとかなるものがあるにはあるんだが...フィンランドからの誘いはあるものの,なんか的外れだし.なんでIGCにからめてくれないの...涙...

そんな非生産的な決断を迫られているさなかに,これまた自分にも当該分野にもなんのメリットもない(いや逆行的影響すらありそうな)面倒な依頼が来た.どうしよう.もうリ○○○トしたんだけど...


IE7問題

猛吹雪が続いている.子供が通う学校から,明朝は天候次第では無理して登校させなくてもよい,と言ってきた.

なんでもIE7に強制的にアップグレードされるとかで,新ブラウザで大学の事務処理サイトを使うことは完全には動作を保証しないから自己責任でたのむ,との通達が来た.

私はとおの昔にIEとは縁を切っているし,そもそもWinを使っていないので通達の対象外なのだが,これでWinIE7ユーザーもSafariユーザーと同等におかみから見放された立場になったな,とほくそえんでいたりする.IE6しか動作確認していないシステム仕様なんて,いったいどうなっているのやら...標準規格無視のブラウザをデファクトスタンダードにするからこういう事態になる.

ということで,ちょっと気になって自分の新サイトをWin-IE7でみてみたら,表示の汚さは一向に改善されていなかった.ほとんどの訪問者はまだIE6のままのようなので,IE6のバグを利用したカスタマイズCSSでしばらくはなんとか対処できそう.けれども,IE7はこの裏技が通用する部分としない部分とがあるみたいで中途半端.IE7に強制アップグレードされたユーザーが増えるにつれて,別の対処を考えなければならなくなるかもしれない.

みなさん,OSはWinでもIEは使わずにモダンブラウザと呼ばれるSafariやFireFoxにしましょう.このサイトはIEでの閲覧は考慮していませんので,汚くても文句は言わないで下さい.もちろんイチオシはMacOSを使うことです.その表示の美しさを体験すると,もうもとには戻れませんよ.

水曜どうでしょうの再放送で,待望のユーコン川下りシリーズが始まったよ〜.


うつうつモード

使う方で判断せよ,なんていうスタンスに甘んじるのは
人としてのモラルに反するのだ

モリキンさん,ズバリですねぇ,もう私からこれ以上言うことはないでしょう.ということで,フォーラムを開催するので,そこで議論もできるかも.本音としては,あまりかき回されたくはないんだけど...

今日は人生の分岐点かな,と思うことが重なった.原理原則主義・理想主義であるが故に悩み,不器用な生き方をしてしまっているのかもしれないと思ったり.もう少し無責任にさらりと過ごしてもいいのではないか,と諭された...という解釈でよろしいですかね,M先生?

学院化前の五年間の取り組みは認知も肯定もされなかった.否定されたとすら思っている.そういう気はなかったと言われても,その結果として現在のこの立場があることは厳然たる事実,共に闘った同僚を切り捨てた行為を許容することは,人格をかけても絶対にできない.

そういうトラウマを捨て去って,したたかにさらりと世を渡っていくように自分をし向けるのも抵抗があるし...こんなんだから,いつまでたってもうだつが上がらないんだろうな.


ピーカン

一年に一度あるかないかというすがすがしい快晴.

子供にせがまれて小樽まで遠征.久しぶりにJRを利用.車窓から,石狩湾の対岸に純白の増毛山塊が美しく浮かび上がっていた.帰りは遠方に大雪山らしきものまで見渡せる.

山に行きたい...


宿題?

どこぞの大学でレポート課題として出されたのだろうか,ローレンタイド氷床というキーワードでここにアクセスしてくる数が急増した.学生の皆さん,安直にネット情報に頼ってはいけません.この世界は意外に狭いので,このレポート課題を出した教員と私がつながっている可能性も高いですぞ.

ここ】に挙げている教科書をちゃんと読んでレポートを書きましょう.

それで氷河学・第四紀学・氷河地質学に興味を持ったら,ぜひうちの大学院へいらっしゃい.優秀な専門家スタッフがせいぞろいしていますよ.


専門家の役割

たとえば大雪に関する予報や実況について,気象庁の発表なら,純粋に気象学の専門的見地からのデータ公表と解説にとどまるのが普通.大雪が予想されるので交通機関の混乱に注意とか,大雪が降ったので雪崩に注意,程度の注釈は付けるけれども,その結果として発生した個々の事故や災害の原因と教訓にまで言及することはまずない.個々の事件・災害の分析はその当事者・関連団体や捜査機関が主体的に行うものであって,その際に,そういう主体者が勝手に気象データの客観性を歪めたり誤った解釈をしないようにする,という意味として気象庁の公的発表が位置づけられるはずだ.

雪氷災害は,気象災害の一部としてみることができるとはいえ,気象庁の発表にはそれに特化しているカテゴリはなさそうだし,客観データを提示できる専門家はそんなに多くはない.雪氷現象は時間がたつと初期状態が失われてしまうことが多いから,災害発生時に近い状況を迅速に把握しておく必要もある.これは,その後に被災関係者が,災害原因を分析し結論を導く上でも重要なデータとなる.学術面で社会貢献したいと望む研究者にとっては,そういう初期条件を把握しておきたいとの要望がある.

チームの役割は,初期状態について専門的な客観データの分析とその提示にあるのだといってよいのではないだろうか.雪氷災害のうち特に雪崩は登山遭難に関連することが多いため,遭難事故への教訓をチームの報告に盛り込むことも期待されがちだが,それは違うと私は思う.

地震・火山災害などでは,刻々と変化する地殻現象の動態に即して避難や防災活動を行わなければならないから,専門家と行政・住民との密接な連携が必要とされる.その意味で,専門家の発信する情報には,それを受け取る側が解釈しやすく,次の判断材料として使えるだけの翻訳的要素も必要とされるだろう.翻って雪氷災害をみてみると,まだその段階にまで体制は整ってはいないし,社会的な翻訳・解釈方法に関するトランスサイエンスな部分の研究も成熟していないように思える.

このような未成熟さに加えて問題をさらに複雑にしているのは,登山界との関係だ.山登りの世界には一言居士的な人たちが大勢いるため,被災者や当事者と専門家との関係に一筋縄では行かない状況を生み出しているように思う.そういう一言居士的な人たちにこそ,いわば「気象庁発表」的に提示しているチームの情報を共通土台のこととして活用し,持論を展開させてほしいものだと,個人的には考える.

これに関する考察は今後も続けていくということで,とりあえず現時点で考えていることを,不完全ながらここに覚え書きとして残しておくことにする次第.


逃げる二月に突入

今日で起学専攻のD論公開審査も終わり.どれも,起学のD論としてはどうなの?って感じ.

週明けからはいよいよ怒濤の修論発表会.


半べそ

地球圏D論公開発表最終日.修論提出締め切り日.

中国製冷凍食品の毒問題,一年分の冷凍食品を大量に持ち込んでいる昭和基地は,この先一年間,いちいち安全確認しながら使わなければならないということでたいへんらしい.

修論の提出を見届けて,自分の仕事に戻ったところでサーバーがクラッシュ.とりあえずコアなサービス部分の動作は確保したところ.今夜は徹夜の復旧作業になりそう.

今週分の仕事が消えたかも...半べそ.


EGWord

なんと,20年前にMacを使い始めて以来愛用してきたMac最強のワープロソフト「EGWord」が開発終了になってしまった.すでにNet販売サイトから姿を消している所もある.最新バージョンをGetしておいて良かった.

MSWordなんて消えてほしいとすら思っているのに,そういうものが残って,良いものが消えていくことは非常に残念.アップルが買い取ってこれをもとにまともなエディタを出してくれないかなぁ...

長年の親友を失った気分.


引っ越しの理由

もうすでにお気づきのかたもあると思うが,KakiBlogを引っ越して新しいシステム上で運営することにした.

これまで,あちこちのサイトの管理を任されたり構築を依頼されたりしてきて,それぞれの要望にそった形で,それなりの機能あって管理もしやすいサイトに仕上げてきた.その経験から,スキル的にもいろいろ勉強してきて,かなりいろんなことができるようになったと思う.一方,自分のサイトのほうは,Blogを更新するくらいで,システム的には過去5年間ほとんどほったらかしだったため.最新のシステムに更新しつづけている他の管理サイトに比べて機能的に見劣りするようになってしまった.他のサイトでできているのに自分のサイトでできないのがくやしい,とさえ思うようにもなった.そこで,ようやく自分のサイトについても,これまでのスキルを集大成させて再構築したいと思ったのが最大の理由である.

これに加えて,これまで自分のサイトにツギハギ的に作ってきたコンテンツを集約させて,一つのシステムで管理できるようにしたかった,という理由もある.

実は私は,自分のサイト内のコンテンツを探すのにGoogleやYahooを使うことがしばしばある.だから,検索エンジン内に蓄積されている大量の旧サイト情報から,引っ越し後の新サイト上の相当コンテンツにスムースに誘導する必要がある.このシームレスな移行性を確保することを,今回の引っ越しプロジェクトの最優先事項とした.

旧サイトのBlog部分はMovable TypeというContents Managerを使っていたが,新サイトではXOOPSのd3blogというモジュールを使うことにした.全部で1300件ほど書き溜めたエントリーを,全く構造の異なるシステムへ,新旧のシームレス性を確保しながらどう移行させるかが思案のしどころであった.結局のところ,バックで動いてるMySQLというデータベースを駆使して,意外にすんなり移行させることが出来た.唯一の欠点は,MTでは一つのエントリーに複数のカテゴリを割り当てることができたのだが,d3blogにはまだその機能がないということ.しかたがないので,MTの第一カテゴリで分類しておくことにした.

さらに,素のHTMLで記述していた各種コンテンツをpicoというモジュールで管理することにして,全体として,Blogも一般コンテンツも一つのXOOPSというContents Managerに統合して管理できるようにしたわけである.

統合を完了させて,自動的にサイトマップを作成してくれる機能で一覧してみると,サイト全体で結構な分量になっていたことにあらためて気づいて,ちょっと感動したりもした.書いたまますっかり忘れていた昔の記事などを再発見したりして,私の記憶の外でずーっとネット上にさらされ続けていたのか,と思うと,ちょっとゾッとしてしまうものもある.

まだ,コンテンツのタイムスタンプをオリジナルに戻すこととか,パーミッションの設定とか,Spam対策とか,やらなければいけないことが多いが,これから順次対処していく予定である.


1 90 91 92 93 94 95 96 160