日々の雑感 一覧

移行制度

申請の部局内〆切り日.とりあえず間に合わせることができて一息.

Asahi.comに文系・理系、選択は入学後 ICU、来年度から新制度という記事.

大学入学後に専門を決められるというのは,私が入学した当時の北大の移行システムとよく似ている.ICUの場合は,理系・文系すら入学後に選択できるらしいし,進学先に定員がないということで希望するところに必ず行けるということだから,さらに突っ込んだシステムだ.

北大は入学後の移行システムをやめてしまったけれど,私は続けていたほうがよかったのに,と思っていた.なんでやめてしまったのかを考えてみるに,部局間の競争意識が働いていて,同じ大学でも学部間で優秀な入学生を取り合っていたのではないかと思えるフシがあること,そして,大学院重点化に伴って,移行前の教育を担当していた,いわゆる「教養部」に所属していた教員の,学部・大学院への帰属願望が強かったからではないのかと思っている.

ずっと大学院しか持ってこなかった環境科学院の状況からみれば,学部を卒業して大学院に進学するときが本当の専門性を追求する出発点になるのではないかと思えることが多いし,学部では基礎的リテラシーさえ身につけてきてくれれば,専門はなんでもいい,なんて思ってしまうこともあるのだけれど,学部教育に関わっておられる先生方には申し訳ないような気もする.


作成

休日返上で科研費の申請書作成.

予想に反して天候はさほど悪くならず.

こんなことなら,泊まりがけででかければ良かった.


遡上

息子を連れて,サケの遡上見物にでかける.

山はすっかり秋.


α波

今日は自宅の点検やなんやで来訪者が多い予定なので,朝一で理髪にでかける.

海外勤務の時期をのぞいて,10年近く通っている床屋.澄んだ秋晴れの空とひやっと冷え込んだ朝のすがすがしさもあいまって,α波放出状態が自覚できるほどリラックスできた.科研費申請や講演など,ここ数日のせっぱ詰まった精神状態を脱して,良いアイデアも浮かんできた.

お気に入りの床屋の時間はいいもんだ.


一気に

予定はだいぶ前から決まっていたことだし,自分で引き受けたものでもあるので,この時期に集中していることは承知だったはずだが,いざその時期を迎えてみると,けっこうパニックになっていたりする.

最新のNatureにハワイの氷河地形の論文が掲載されていることを教えてもらった.コスモジェニックデーティング関係の話らしい.面白そうなので読んでみたいところだが,今はそのヒマがない.


著作

image研究院の定例教授会.終了後にHUSCAPの利用促進説明会.存在は承知していたものの,それほど真剣に考えたことのなかった学術文献閲覧システムだ.多数の文献を登録してくれた人にこのイメージマスコットを進呈すれば登録数の向上につながるんじゃないか,という意見も出たり...

どうやら,HUSCAPには,学術誌出版社が作成しているPDF論文は登録できないものの,そのもととなった著者自身が書いた最終稿のナマ原稿ならばOKということらしい.電子化されていないジャーナルに載った論文を登録するには使えるかもしれないと思った.また,支部機関誌などもここに登録したほうが容易に検索に引っかかってくれるのじゃないかと思ったりもする.

著作といえば,昭和基地越冬中に依頼が来て,海氷上を走り回っている最中に構想を練って書き上げた原稿が載った本が出版されたようで,現物が送られてきた.私は,全部で80章からなるうちのわずか1章分を担当しただけ.この本に提供したナマ原稿もHUSCAPに登録できるんだろうか?

夕刻の研究院アワーで, 創成科学共同研究機構(六花亭が借景としていた牧歌的風景の中に突然出現して,雰囲気を台無しにしてしまったあの建物にある機構)の高橋教授の話を聞く.前研究科長が精力的に話題提供者を引っ張ってきているグローバルCOE申請がらみのブレーンストーミングシリーズの一環.『研究に携わる者に必要な事務能力の開発』というタイトルに惹かれて行ってみたけど,自分にとってはあまり参考にならず.

「事務能力の開発」とは,この話では結局「プロジェクトコーディネーターの育成」という趣旨だった.プロジェクトコーディネーターの育成では,「組織力」「企画力」「推進力」「解析力」「国際性」のペンタグラムで成長度というか能力開発度というか,そういうものを評価する,ということで,私的にはついつい南極観測のこととオーバーラップさせてしまったのだけれど,今回の話を聞く限り,創成機構は,どうも実験・開発系に偏っていて,北大が得意とするもう一つの面「フィールドワーク」的研究に適用するには,別の発想ができる「お外指向」の指導者が必要なんじゃないかと思ったりした.古いたとえで言えば西堀栄三郎的な人.

それに,今回の話を聞かせるべき対象層が,これからテニュアトラックを目指す階層なのか,院生なのか,はたまた私みたいなうだつの上がらない助教なのか,それとも部局組織の上に立つような役職に就いている人なのか,いまひとつはっきりしなかったように思う.

このトークが終わらないうちに抜け出して,理学研究科の21世紀COEプログラム「新・自然史科学創成」の最終年度をかざる国際シンポジウム開催記念の一環であるサイエンスカフェ「地球と生命が織りなす自然史」を聴きに,紀伊国屋へ出かける.


かけんひ

今年もやってきた申請の時期.

分野とコースの生活がかかっているので,背水の陣で今年も例のネタで再チャレンジ.惜しいところまで行きながら何度も不採択の憂き目にあっているうちに時代も進んで新しい要素も出てきたので,そのへんのことも考えて申請書案を練り直す.


電子化

雪氷学会北海道支部の機関誌「北海道の雪氷」は今年度から電子化され,ホームページからダウンロードして読むことができるようになった.今日はそのためのWebサイトの構築作業の最終的なツメ.

それでも冊子体を希望する方もいるかもしれないので,割高にはなるけれども一応用意しておく.その発注フォームもWebサイト上に作る.

自分としては雪氷学会は必ずしもホームグラウンドではないのだけれど,刺激を受ける度合いとしては一番大きい.それに,下働きしている割合いがいつのまにか結構大きくなっているのも事実なんだが...地理学会もこれくらいの比率になってくれないといけないような気もするけど,負担の割合からいって並立は無理っぽい.


たまった

出張中にたまった雑用の処理.10月から来た研究生のレジスト.短い依頼原稿を一本送付.学会事務など.

次の発表用ポスターの仕上げを完了.雪氷学会の発表で来訪者からもらったコメントなどを参考に修正しグレードアップ.

夕刻,サイエンスカフェの打ち合わせ.


帰札

ひんやりとした札幌に戻る.


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