投稿二題

雪祭りの最終日.息子が友人と見物に行く約束をしていたので,その付き添いで一緒にでかける.今年のは例年に比べて全体にレベルが下がったような感じがするが,気のせいか?基本的には,もう雪祭りは市民のものではなくなたような気がする.

氷河・雪氷圏環境研究舎のレギュラー投稿者に指名されているものの,担当日が多忙だったため,この週末を利用してひねくりだした話題を二つ,一週間遅れで投稿.元ネタは2005年6月10日2005年10月29日 にすでにここでも書いたこと.


ピーカン

一年に一度あるかないかというすがすがしい快晴.

子供にせがまれて小樽まで遠征.久しぶりにJRを利用.車窓から,石狩湾の対岸に純白の増毛山塊が美しく浮かび上がっていた.帰りは遠方に大雪山らしきものまで見渡せる.

山に行きたい...


宿題?

どこぞの大学でレポート課題として出されたのだろうか,ローレンタイド氷床というキーワードでここにアクセスしてくる数が急増した.学生の皆さん,安直にネット情報に頼ってはいけません.この世界は意外に狭いので,このレポート課題を出した教員と私がつながっている可能性も高いですぞ.

ここ】に挙げている教科書をちゃんと読んでレポートを書きましょう.

それで氷河学・第四紀学・氷河地質学に興味を持ったら,ぜひうちの大学院へいらっしゃい.優秀な専門家スタッフがせいぞろいしていますよ.


ようやく終了

担当する二つの専攻の修論発表会がようやく終わった.

総じて,相関関係と因果関係を取り違えているようにみえるものが目立った.高評価を得たものは,旧地球生態学講座の遺伝子を引き継いだものだし,ある意味で,我々がやってきた過去の実績が評価されたともいえるので,嬉しい.

いづれにしても,M2の皆さんお疲れ様.それにしても聞く方も指導する方も重労働だな...


専門家の役割

たとえば大雪に関する予報や実況について,気象庁の発表なら,純粋に気象学の専門的見地からのデータ公表と解説にとどまるのが普通.大雪が予想されるので交通機関の混乱に注意とか,大雪が降ったので雪崩に注意,程度の注釈は付けるけれども,その結果として発生した個々の事故や災害の原因と教訓にまで言及することはまずない.個々の事件・災害の分析はその当事者・関連団体や捜査機関が主体的に行うものであって,その際に,そういう主体者が勝手に気象データの客観性を歪めたり誤った解釈をしないようにする,という意味として気象庁の公的発表が位置づけられるはずだ.

雪氷災害は,気象災害の一部としてみることができるとはいえ,気象庁の発表にはそれに特化しているカテゴリはなさそうだし,客観データを提示できる専門家はそんなに多くはない.雪氷現象は時間がたつと初期状態が失われてしまうことが多いから,災害発生時に近い状況を迅速に把握しておく必要もある.これは,その後に被災関係者が,災害原因を分析し結論を導く上でも重要なデータとなる.学術面で社会貢献したいと望む研究者にとっては,そういう初期条件を把握しておきたいとの要望がある.

チームの役割は,初期状態について専門的な客観データの分析とその提示にあるのだといってよいのではないだろうか.雪氷災害のうち特に雪崩は登山遭難に関連することが多いため,遭難事故への教訓をチームの報告に盛り込むことも期待されがちだが,それは違うと私は思う.

地震・火山災害などでは,刻々と変化する地殻現象の動態に即して避難や防災活動を行わなければならないから,専門家と行政・住民との密接な連携が必要とされる.その意味で,専門家の発信する情報には,それを受け取る側が解釈しやすく,次の判断材料として使えるだけの翻訳的要素も必要とされるだろう.翻って雪氷災害をみてみると,まだその段階にまで体制は整ってはいないし,社会的な翻訳・解釈方法に関するトランスサイエンスな部分の研究も成熟していないように思える.

このような未成熟さに加えて問題をさらに複雑にしているのは,登山界との関係だ.山登りの世界には一言居士的な人たちが大勢いるため,被災者や当事者と専門家との関係に一筋縄では行かない状況を生み出しているように思う.そういう一言居士的な人たちにこそ,いわば「気象庁発表」的に提示しているチームの情報を共通土台のこととして活用し,持論を展開させてほしいものだと,個人的には考える.

これに関する考察は今後も続けていくということで,とりあえず現時点で考えていることを,不完全ながらここに覚え書きとして残しておくことにする次第.


どう立ち直るか

ちょっと立ち直れないほど打ちのめされてしまった.
よほどプラス要因が働いて復帰できるまで,しばらく沈黙するかも.

とネガティブにばかりなっても仕方がないので,気を取り直して最近のポジティブな雑感など.

修論指導の苦労の中でも,発表直前の最後の追い込みで,どんどん良くなっていく,というか内容を深める議論ができる瞬間が最もエキサイティングである.良い内容になりつつあるのに肝心の本人がうまくプレゼンできなかったりすると,つい,自分で発表するならこうするのになぁ...と本人に代わってプレゼンしたい衝動にすら駆られてしまう.でもやっぱり修論は本人のものだから,院生自身がしっかり内容を咀嚼してわかりやすくプレゼンできるようにならなきゃいけないんだよねぇ.

すでに発表会は明日・明後日にせまっているし,発表がすんでしまえば,院生には苦痛から解放させてあげたい気もするし,そうなれば,もうそれ以上内容を深める議論をする機会も減ることだろう.現在走っているこの熱いプロセスが,もう一週間早く始まっていれば,とつくづく思う.

この続きをちゃんとやるには,修論を投稿論文まで持って行くプロセスを使うしかないんだろうな.でも,最近,そういう段階までこぎ着ける院生は随分少なくなった.今年はどうなることやら...


疲労紺倍

昨日から丸二日びっちりで起学修論発表会.

最後に審査会もあって疲労紺倍.

覚悟はしていたが,自分の仕事はなにもできず.あっこれも仕事だっけか..さて,まだ主担当の地球圏のほうが待っている.


逃げる二月に突入

今日で起学専攻のD論公開審査も終わり.どれも,起学のD論としてはどうなの?って感じ.

週明けからはいよいよ怒濤の修論発表会.


半べそ

地球圏D論公開発表最終日.修論提出締め切り日.

中国製冷凍食品の毒問題,一年分の冷凍食品を大量に持ち込んでいる昭和基地は,この先一年間,いちいち安全確認しながら使わなければならないということでたいへんらしい.

修論の提出を見届けて,自分の仕事に戻ったところでサーバーがクラッシュ.とりあえずコアなサービス部分の動作は確保したところ.今夜は徹夜の復旧作業になりそう.

今週分の仕事が消えたかも...半べそ.


スッキリ

1/14のエントリーに関して氷河・雪氷圏環境研究舎の情報の広場にマツケンさんの解説.報道記事に違和感を感じていたので,彼の指摘にスッキリ.

修論の追い込み.


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