平日
めずらしく,昭和基地Wikiの今日の予定欄に何も表示されていない一日.小ブリぎみで外作業もあまりなし.
観測ソリ内の設備の修理・点検や旅行準備など.
天候が回復すれば,明日から南方ルート工作に宿泊で出かける予定.
南極一覧
めずらしく,昭和基地Wikiの今日の予定欄に何も表示されていない一日.小ブリぎみで外作業もあまりなし.
観測ソリ内の設備の修理・点検や旅行準備など.
天候が回復すれば,明日から南方ルート工作に宿泊で出かける予定.
朝から風が強く,ほとんどの外作業は中止.しばらく動きっぱなしだったので,ブリにならないだろうか,と密かに期待していた人も多いハズ.
基地内で,南方ルート工作に宿泊で出かけるための準備など.
数日前にコーナーリフレクタのチェックに出かけて,だいぶ昔の観測隊員の名前が刻まれた銅板を拾った.この隊員は南極から帰って数年後に若くして亡くなったようで,その碑銘としてどこかに埋め込まれていた物が脱落したらしい.隊長預かりにしてもらうことにする.
午前,月末恒例の全体会議.
午後,これから頻繁になる野外活動につかう食料に関する調整会議.食べることは人間にとっては重要なこと.南極では特に,観測以上に重要なことかもしれない.
観測機器の月末チェック.水素メーザーの設定項目の一つがちょっと不調.おそらく低温の影響と思われる.今後微調整が必要になるかも.
オープンユニバーシティのテレビ会議のための接続試験.久しぶりに札幌の「移動局410号」の動いた姿を見る.
海底コア掘削用のトランスポンダの試験,たくさん出る予定の8月野外観測の計画書のとりまとめなどの後,夕刻から地獄のオペレーション会議.
北大で開催されるオープンユニバーシティで昭和基地とテレビ会議する予定で,午前中はその準備.しかし,この案内のページ,なんで全部PDFにしてるんかねぇ...やっつけ仕事も甚だしい.Webサイトの記事ぐらい,もう少し気合い入れてHTMLで作れ,と言いたい.CoSTEPなんてやってるくらいなんだから,こういうところにももっと気を使えるような人材を投入すべきなんじゃないのかねぇ?
それに,このところ学内業務関係で送られてくる連絡は,やたらとメールの添付書類になっているものが増えた.4年前に,エドモントン滞在記の3/26や3/28やここで警告していた事態がますます悪化している.平文ですむものはむやみに添付書類にするな!!と言いたい.
午後,設営部会.
夕刻から急に天候が悪化.外出注意令.
マイナス34度.海水サンプリングのための穴開け.夏オペの時にドリルをスタックさせた例のイヤな仕事.予想では9mぐらい掘る必要があるが,7mくらいで海水に達する前に今日の作業は終了し次回に持ち越し.
夕食後に管理棟への通路(ラーメン横丁)に置いてあった炭酸飲料の缶が爆音をたてて自然破裂.室内温度はプラスのハズなのに,通路の壁際は氷点下になっていて凍結したらしい.近くにいたら怪我していたかも...
午後,定例の海氷GPSの設置にでかけ,引き続いてプロジェクト試験第2フェーズのための準備などを行い,休む間もなく観測部会.
ブリ.お昼過ぎから外出注意令.夕刻に外出禁止令に変わる.
ブリで外に出られない時間を利用して,昭和基地Nowの原稿を執筆.お題はこのロゴに関する記事.
日本の南極観測が開始されたきっかけは,第1回国際極年(1882〜1883)と第2回国際極年(1932〜1933)に引き続く国際地球観測年(1957〜1958)であった.それから数えて50年目にあたり,今,四たび目の「国際極年2007-2008」の準備も進行中である.
今回の国際極年の特徴は,極域研究の意義や重要性を一般に啓発する「アウトリーチ」が盛り込まれていることで,「世界中の中高生たちも積極的に極域観測に注目しよう」という呼びかけがされている.ライブステージも,その一環になるのかどうかわからないけど,「第3回中高生南極北極オープンフォーラム」の趣旨もそこにあるみたいだし,今年と来年はなにかと南極が賑わうことになるだろう.
先日のAブリで,サイレンが凍り付いて鳴らなくなった.それ以来,昼食と夕食を知らせる合図は「ウー」という一言の館内放送になっている.
サイレンに代わって放送マイクでうなるのは当直の仕事だが,「う〜〜〜〜うぅ」とか「うっ」とか,その言い方は人それぞれで,毎回楽しませてもらっている.
気心の知れた越冬隊内とは言っても,いい大人が「うー」とうなるのは結構勇気がいることらしく,「お食事の用意が出来ました」なんてしおらしく言う人もたまにいる.これはこれで人柄が出ていておもしろい.
知らない人がこの放送を聞いてもなんのことだか分からないに違いない.「うー」の一言で済んでしまうというのも,昭和基地の閉鎖社会のなせる技の一つであろう.
今日から「ふしぎ大陸 南極展 2006」の一般公開が始まった.科博と昭和基地とをネットテレビでつなぐライブステージのトップバッターとして出演.東京側のゲストは,講演を終えたばかりの東さんと中山さん.大勢のお客さんを見て,ちょっと気後れしてしまう.
これから日替わり交代で隊員が対応する.
午後,埋まったそりの掘り起こしと運搬.
アイガーで氷食谷壁が崩壊したとのニュース.筑波の松岡さんが前から指摘していたものだ.これからも多発するかもしれない注目の現象である.U字谷の切り立った谷壁は,氷食の側方浸食ではなくて,基本的にはこのような崩壊プロセスでできるんじゃないか,と思ったりもする.