十勝実習
本日より3泊4日の十勝実習.
日々の雑感一覧
本日より3泊4日の十勝実習.
昨日書いた「プロジェクトSCIENCE-X」にも関係するが,北大キャンパスを一般に公開する「オープン・ユニバーシティ」が今年も行われる.夏の開催にむけて,今のうちから研究科の企画を詰めなければなならず,今年からの新企画として「研究室ツアー」を組もう,ということになったらしい.例年のような単なるパネル展示や講演だけではなくて,実際に研究している現場をめぐるというもの.
いかんせん,うちには人に自慢できるような見栄えのする最新の分析機器も化学実験室もない.地図や空中写真を見せても,観客はきっと退屈するだろうし...唯一,というかなんと言うか,対外的な人気者はいるにはいるけど,野外を別として研究室では一般人が想像するような科学者らしき実験行為をしているところはまず見ないし...(他の教員にしても同様だけど)...
私の本音を言えば,大学院の研究室の主役は,分析機械でもビーカーでもなく,院生ではないかと思う.だから,まさに人を育てている,というところを一般にアピールすればよいのではないだろうか.院生室で皆がお茶を飲みながらだべっているところを見学してもらうんだよ.題して「今日はあなたも大学院生」.
なぁんていったら,院生はだれも当日に出てこないだろうなぁ,きっと...なんかいいアイデアはないかなぁ.
今日は「キャンパス・クリーン・デー」.
全学一斉に外回りを清掃する日だそうな.冬の間中雪に埋もれていたゴミが出てきて汚れの目立つ季節だから,確かにこの企画は良いかもしれない.でも,いつからこんなのができたんだろう?法人化した影響かな?事前に教授会を通じてまで参加を促すなぞ,たいした気合いの入れ様である.我が講座は,10日も前から出欠を取るまでして協力したつもりだけど,いかんせん,同時刻にゼミがあって,私は結局参加できず.参加されたみなさんお疲れ様でした.
夕刻,水俣・北大連続講座の7回目.田中俊逸地球環境教授の「水俣病と化学」.
「プロジェクトScience-X」という構想も出たことだし,連続講座は,その趣旨ではすでに先を行っていると思う.実際のところ,連続講座を聴講している市民の皆さんの意識は相当に高い.講師もタジタジになる質問もよく出る.こういう機会は,研究者側にとってもよいトレーニングになるような気がする.
若者の理系離れとか,子供や市民に...というけれど,学費を払ってまで大学に来ている学生・院生の立場ってのは,どうなるんだろうねえ.少なくとも大学の研究者は,研究室に閉じこもっているわけではなく,日頃から若者である学生に講義をしているわけだし,一定の責務は果たしていると思うんだけど.学生というのは卒業したら社会に出て行くんだし,卒業したてならば,生きの良い研究最前線のことも体感しているはず.果ては子供の親にもなろうというもの.
結局,彼らが社会に出たときに,研究者のことを伝えられない,というか,研究の魅力を学びきらないままに卒業してしまう,というか,そこに問題の根元があるような気がする.それは,ひとえに学生だけのせいではなく教員側にも問題がある.そういう教員がそのままの状態で社会に対して何かをしても,どうなるもんでもあるまい.毎日接している学生が卒業した後に,大学で学んだことの面白さを周囲に吹聴してもらえるようになれば理想的.そういう気にさせるだけの魅力を十分に伝えたり学び取ったりできるかどうか,というところから出発しなきゃはじまらない,と自省を込めて思う.
ウィルス感染警告への対処,画像ファイルの取り扱い指南,薬品管理用パソコンのセット,蒸留水の補充,ファイル転送用ディスクスペースの設置など.
使っている人はまだ少ないけど,コピー機のスキャナとしての性能が思っていた以上に良いので,PCにつないである共用スキャナは退役させようかな,と思う.コピー機から直接ファイル転送用ディスクスペースに画像ファイルも送れることだし,共用スキャナを退役させれば,スキャン画像を共用PCに置きっぱなしにされることもなくなって,メンテも楽になるはず.
ところで,解像度だとかサイズだとか色の数だとか,画像ファイルの取り扱いって結構面倒だよね.スキャナを使ってる人って,意外に必要以上の大きさで取り込んだままの画像を使っている場合が多い.
最近のPCはメモリも増えたし処理能力も上がったので,大きなファイルもそれなりに扱えてしまうから,必要以上に大きなファイルの弊害に気づかずに済ませられることが多いが,ほんとにそれでいいんだろうか?プログラムにしても,メモリやCPUの性能に甘えて巨大で冗長なコードになっている場合も多いのではないかと思う.
画像ファイルとは別の話になるけど,北大が導入した薬品管理用のページって,小さなモニタじゃ全画面を表示できないデザインになっているんだよね.おかげで,現役を退いた古いマシンを登録用に使おうとした目論見は断念せざるを得なくなったじゃない.これもまた,最近の標準に甘えた設計仕様.貧乏講座にとっては,こういうのは結構つらい.
ひと昔前までは,1MBにも満たないメモリでシステムもアプリも動かしていたんだから,今だって,小さくてキビキビしたシンプルなソフトを作ろうと思えばできないこともないんじゃないか?でも,それにはそれなりの技術力も必要なわけで,それこそプログラマとしての才能が問われる領域になるんだろう.最近は,そういう技術者魂がないというか,ボーダー仕様を上げて楽しようとか,そういう風潮があるように思える.
講座のPC周りのシステムの整備も一段落したし,新しいサーバーの運用のほうもこなれてきたし,これでちょっと一息.今の仕事に失業しても,そのへんのSE的仕事なら雇ってもらえるかも.卒業後にその手の仕事を目指すつもりのある院生は,私の手伝いをしながらスキルを盗み取るべし...といってもたいしたことないけど,講座のシステムがどういう仕組みになっているのか,興味を持って聞いてくる院生が一人ぐらいいてもいいんじゃないかと思うんだけど...
旧モデルPCで仕立てたGISマシンで仕事を始めようとしたけど,HDがキュルキュルなるばかりで動作が遅い.どうもメモリが足らないようだ.これじゃとても使いものにならん.どうしよう...
午前中は,来週の実習の説明.午後は芋づる文献素読.
Piotrowski先生のDeformation Tillに関する論文は,いつも学ぶところが多いが,今回(QSR23, 2004; JQS19, 2004)は,自分が日高でも思っていたことをズバリと指摘されて,やられた!と思う.引用されている文献の多くが,コピーしたまま読まずにたまっていたものなので,芋づる式に引っ張りだしてきて目を通す.
夕刻,水俣・北大連続講座の6回目.蔵崎正明さん(地球環境)の「水俣病と環境ホルモン」.タイトルを見たときには,環境ホルモンって水俣の時代から問題視されていたのかいな?と疑問に思たのだが,当の講師の蔵崎さんも小野先生から依頼されたときにそう思ったらしい.しかし,先生は今回は所用でお休みで,その趣旨を伺う事はできず.
北陸方面の某大学で,まるで私を呼んでいるかのごとき公募が出ている.でも助手じゃあなぁ...助手が任される仕事はどこも同じようだ.
少年老い易く学成り難し.
一寸光陰不可軽.
生暖かい日.タンポポが咲き始めた構内で,あちこちからラム・マトンを焼く匂いが漂う.
来週末にある行事のため,山岳館に下見.ついでに山岳館の蔵書目録データをコピーしてきて,Web検索用のデータベースを3年ぶりに更新.
体育会系の学生たちがグラウンドで思い思いに活動している様子を見て,夢と希望に満ちた自分の学生時代の感覚を思い出した.
NHKの「地球大進化」の二回目.「全球凍結」.頻繁に出てくる「あなたの祖先」とか「あなたの体」という表現.これまで「我々のなんとか」といっていたものを言い換えただけだけど,なんだか気にかかる.
今後十年が勝負.しっかりせい.とのお言葉をいただく.
現在のところ,査読にかかっている論文一件,投稿直前のもの一件.そのあと...がないんだなあ,これが.
中村君が東京地学協会の入会申込書を持っているのを見て,投稿資格を得るために自分も入ろうかな,と思ってみたり.小野先生は,入らなきゃダメ,といっていたが,こうして学会貧乏が加速されていくのである.
学会といえば,北海道地理学会の発表申し込み受付の連絡が来ていた.ガイドコース一期生で,だれか修論の内容を発表するやつはいないんだろうか?研究プロパーを養成するのとは違うコースではあるけど,自身はもちろん周りにもあれだけ手間をかけたんだから,成果はしっかり公けにすべきだと思う.S嬢やD君に声をかけてみるかな.
爆速新品PCの目論見ははずれたので,3年物のノートPCを引っ張り出してきて,大型モニタにつないでGISマシンに仕立てる.半日がかり.さて,これから新しい仕事だ.
ゼミで幸せ者岩崎君の南極調査の話.電動ミニコブラの登場には感動.
粒度分析装置の講習会.一番おそれていたことが,あっさり発生.これで私のGIS用パソコンの新規購入計画は夢と消えた.手持ちの古いマシンでなんとかしのぐか.貧乏講座はつらいよ...時代遅れの機械の部品を買うのと最新機器のある研究所までの旅費を出すのと,どちらが有効だろうか...
夕刻,水俣・北大連続講座の5回目.宮内泰介文学部助教授の「環境と社会的しくみ——水俣とソロモン諸島から考える」.
(茶化しちゃいかんが)なんだか,小沢昭一的こころ,みたいなタイトル.でも,なかなか面白かった.
動画配信の中に水俣・札幌展(本展)の宣伝を入れて欲しい,という要望があったのだけど,既存の配信ファイルの中に埋め込む方法がどうしてもわからない.仕方がないので,あまり美しくはないけど,リンクで飛ばす方法で対処.今回以降のものについては,編集段階で宣伝を配信動画の中に入れることにする.