考えごと

管理しているあちこちのサイトは,バックエンドシステムが,種類もバージョンもバラバラ.この際一つに統一しちゃおうと思い立って,朝から作業を始めた.

自前カスタマイズの度合いの小さいところから順にはじめて,夕刻にはほぼ終了.残りは,5年近く放っておいたサイトと重カスタマイズしているサイト.これらの難物の入れ替え・更新手順について考えていたのだけれど,すれ違う人には挨拶しそびれるは,妻から返事がないとあきれられるはで,別世界にトリップしてしまっていたみたい.


山岳館の作業

気持ちよく年を越すために,気がかりなことは今の内にまとめて処理しておくつもりで山岳館へPCのメンテにでかける.IEの呪縛から離れられない方々のためにあれこれとセット.ネットが遅いのでアップデートの待ち時間に蔵書を読んだりして過ごす.やっぱりここは居心地が良い.

坂本直行氏の未完の作品が寄贈されたとかで,そのうち額縁に入れて山岳館のコレクションとして展示される予定.


年末大掃除

久しぶりにサーバーのメンテ.クラウド的に使うようになって,なんでも放り込んでおいたファイルがグチャグチャ.二重バックアップなので無くしてしまう心配はしなくてよいのだけれど,それなりに整理しておかないと後から引き出すのが大変.

引っ越しをにらんで荷物の整理など,年末大掃除.


野良イモ

産経ニュースに 【生きもの異変 温暖化の足音】(45)北の大地に増える野良イモ という記事.

なぜ土が凍らないのか。農研機構北海道農業研究センターの広田知良さん(寒地温暖化研究チーム長)は「十勝平野の12〜2月の気温は過去20年間、特に上がっていない。実は犯人は雪なんです」と解き明かす。

凍土が発達する大地での農耕については,明日の講義でも取り上げるつもりだけれど,こういう記事が出てくると,良い教材にもなるなぁ,と思ったりする.


チェンジング・ブルー

読みました「チェンジング・ブルー」(大河内直彦著,岩波書店).

元同僚といってもいいくらいの著者は私と同世代.同位体地球科学が地球環境変動復元に果たしてきた役割を,研究者という人間模様を軸に時代に沿って俯瞰した好著である.

The Two-mile Time Machine」とか『氷河期の「発見」』とか「白亜紀に夜がくる」などと同様に,海外の著者による本かと思ってしまうような書きぶりには脱帽してしまった.


6年前のチョコメダル

image益川さんがストックホルムでお土産用に大量に買ったというチョコ.実は同じモノが私の研究室にもある.6年前に,とある筋から入手したもの.

研究者の端くれでいる以上は,少しでもノーベル賞にあやかりたいものだと,たかがチョコだというのにわざわざ額縁にまで入れて毎日拝んでいる.そのくらい大切にしてきたものだから,食べる気などさらさらないのは当然なのだけれど,どんな味がするのか興味がないわけでもない.

益川さんのニュースを読んで,あらためてチョコを見直してみたら,油らしきものがしみ出していた.それにしても,今まで型くずれするでもなく,溶けることもなく,よくもっているなぁ,と思ったりもする.


ゴニョゴニョ

GCOEファンド申請に関してゴニョゴニョ.

小粒の論文がオンラインで見られるようになった.


デルス

放送電波の届かない昭和基地には,娯楽用のビデオがたくさんある.日本の日常では得難い贅沢な鑑賞時間もふんだんにあるし,映画好きの私にとって宝庫の中にいるようなものだった.

自分の原点を振り返る意味で,昭和基地でじっくりと見直してみたいと思う映画もたくさんあった.「南極物語」や「ライトスタッフ」なんかはそんな映画の例だけれど,どうしても基地内で見つけられなかった映画がある.それが「デルス・ウザーラ」.昨夜,久しぶりにテレビで放映されていたので,当時の欲求不満を解消することができた.

プロジェクトリーダーは自ら「南極のデルスになりたい」と言っていた.「カピタ〜ン」と叫ぶのがハヤリそうになったりしたのを思い出す.

シホテアリン山地を探検するロシア人とガイド役ナナイ人「デルス」との交流を描いたこの黒沢作品は,中学生の私に探検・山岳・北方という意識を強烈に埋め込んだ.自然を読み解く力は,探検家が目指すような地理的・科学的手法だけにあるわけではない.足跡を読み取り,臭いをかぎ分け,大気の状態を感じ取り,万物を畏怖する,デルスが発揮するそういう能力もまた,自然を理解する力である.対照的な二人の主人公を見ながら,両者を兼ね備えたような探検家になりたいと思った.

そんなこんなで,北海道へやってきて,山登り生活を満喫してきたし,極東北方域の片鱗をかいまみるようなこともやってきた.あこがれの南極行きも果たしたし,あのころの憧憬はまずまず実現できたのだろうとは思う.けれど,今の自分を見てみると,カピタンにもデルスにもまだま遠く及ばないなぁとも思う.

暖房の効いた部屋の中で,窓の外の雪景色を眺めながら,家族と団欒し,パソコンをいじっているのは,探検家の一時の休息としてはあり得るけれど,それが日常となってしまうのは自分としては悲しい.やっぱり自分の本来の居所は,自然の中にあるんじゃないかなぁ,と思ってしまうのである.

まあ,今の世の中,そんな生活は現実にはありえないけれど,図らずもアンバを撃ち殺してしまったデルスにならないうちに,もう少し,自分の本来の居場所に戻る努力をしてみようと思った.


夜長

子供がもらってきた風邪がこちらにも飛び火して喉が痛い.講義のしゃべりでよけいに痛めた.久しぶりの降雨で湿りがあるのがせめてもの救い.

今時の札幌は16時には日が沈んでしまうので,夜の訪れが早い.極夜ごもりのようにじっくりと過ごしてみたい気にもなるのだけれど,世間の動きはあわただしい...


本気で取り組む気持ち

定例教授会.研究院と学院のダブルヘッダー.

将来構想の議論は,どうもうわべだけにしか感じられないのは,私自身がその課題に情熱を傾けたいと思っていないからなのかもしれない.かといって,理念や理想像を熱く語って本気でアジってくれる人がいるかというと,そうでもない感じもする.

21COEの亡霊に惑わされているだけ,というのがほんとのところなのかも.


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