南極の基地KMZ

一昨日にGoogleEarthで南極周辺の高解像度画像がパッチされたことを書いたが,GE Maniacsということろで「南極大陸基地プレイスマーク集」というのが作成されていたのを見つけた.なかなかよくできている.

マラって,今じゃロシアとベラルーシの共同管理になっているのか...


デッドコピーとクリエイティブの違い

今日は昨日の代休日.それでも研究室にいる.昨夜のHDD修理が不完全だったようで,もう一度やりなおし.手順はもう慣れきっているので単純作業の部類に入るが,日中のアクセスが多い時間帯にサーバーをいじくることになるため,いかに不通状態の時間を最小限にするかで頭を使う.

こんなメンテ作業と並行して,企画段階の執筆プランについてつらつらと考えているわけだが,これまでもいろいろ書かれているジャンルだけに,二番・三番煎じにならないかというところが,頭を悩ませる課題.

たまたまネットで「世界中を「南極」にしよう」があって,これを読んでいると,柴田さんもやっぱり老練で引き出しの多いクリエーターなんだなぁ,と思う.

今から思えば,柴田さんと現地であまり多くお話できなかったのがちょっと残念.こっちはこっちで夏オペで飛び回っていて同じ場所で時間を共有する機会も少なかったし(だから三浦プロジェクトのこともこの本には一行も出てこない),お酒が入るととたんに船を漕ぎ出すお方でもあったし...

現在の南極観測事情は変化の展開が非常に早い.最新の南極レポートと思われるこの柴田さんの著書ですら,越冬を終えて帰国したばかりの私からみれば,古びてしまったように思われる内容もいくつかある.ここでは詳しく書く余裕はないけれども,柴田さんの提言が,ある意味では大きな世の中のうねりの中で否応無しに現実化する方向で進んでいる状況であり,ある意味ではまったく違う方向に進みつつある,というのが現状.

ということで,早い時代の流れとすでに多くの情報があふれてしまっている現状の中で,私は今,陳腐化もなくクリエイティブな原稿をどうまとめていくか,という問題に直面しているわけなんである.

とりあえず「良心の呵責」はおいといて,図太くやりたいように書きなぐってみようかな.


GoogleEarthに昭和基地

昨日の続きでサイエンストークの2回目.そこそこの入りで一安心.

道新に6月分の「南極通信」が掲載されていた.今回は水の話.

昭和基地の水事情については一応トークでも触れておいた部分.気温や風速は昭和基地Wikiで常時知る事ができるけれど,電力や造水状況については,意外に担当隊員しか状況を知る事ができない.これも隊員に周知して節約意識を高めるようにしたらよいのに,と常々思いながら越冬してきた.

先日極地研で開催された南極設営シンポジウムで,47次の安藤さんが,越冬中に隊長や私と話しながら温めてきた「ユビキタスSAS(Syowa station Automation System)構想」をプレゼンしており,このへんのことも提案内容に含まれていたはず.実現すればいいのになぁ...

image講演を終えてグダグダしていたら,研究室のサーバーのHDDがイカレていたことを発見.さっそく修理にかかる.バックアップしてからイカレたHDDをフォーマットしなおして,もう一度バックアップを戻す作業.確率的に,梅雨のない札幌の6月の初夏の陽気でHDDがイカレる度合いが高いように思える.

バックアップと復元作業はほとんど待ち時間ばかり.暇つぶしにGoogleEarthを見ていたら,昭和基地周辺に高解像度衛星画像がパッチされていた.これは2006年5月13日のエントリーに書いたDigitalGlobe社の2006/2/14撮影の衛星写真だ.47次行動のしらせの航跡がばっちり映っている.

そこで思いついたのが,47次で工作した南方ルートのGPSデータをのせてみる事.LoadMyTracksを使って,ルートのGPSデータをGoogleEarthで読み込めるkmlフォーマットに変換したのち,GoogleEarth上にプロット.それを少し斜めにしてみたのが左の画像.ルート標識を設置した「しらせの航跡ポイント」もGoogleEarth画像とばっちり合っている.標高データがないので立体感はないけれど,それでもなかなか臨場感がある.

もっと宗谷海岸沿岸域の衛星写真が充実しないかなぁ...「だいち」の画像も使えればいいのに...


環境サイエンストーク

image北大学祭施設公開の「もっと身近に 環境科学」という企画で,研究院のロビーでサイエンストークを開催.関係者も入れてそこそこの聴衆の前で南極の話題について講演(写真は2番手の杉山氏).

image非常に暑い一日だったにもかかわらず,まあこんな感じで観測隊員体験もしてもらったりする.このダウン,低温研から借りたのだけど,観測隊のものよりずっと上等かも.

Keynoteで講演していてあとから気づいたのだけれど,帰国後に手に入れたMacBookはリモコンが付いていてこれをKeynoteの操作にも使えたのだった.明日もう一回話すので,そのときに使ってみようと思う.

いろいろ調べてみたら,Darwin Remoteってのを入れればWiiのリモコンもMacの操作に使えるらしい.WiiのリモコンってBluetoothだったんだねぇ...息子がおじいちゃんにせがんでWiiを買ってもらったばかりなので,彼からリモコンを取り上げて,これで学界発表とか講義とかもしちゃおうかしら.それとも,ゲーム対戦もできるようにもう一個リモコンを買おうかな.講義用なら研究費で買わせてもらえるかも.なんだかなぁ...


本当は代休日

明日からの学祭イベントで休日出勤するため,代休をとれと言われているので,本日はその1日目.でもやっぱり研究室にいる.

コース紹介ポスターの印刷を手伝ったり,展示用のデーター表示サイトを整備したり,会場となる研究院のホールで準備したり.

ついでに,国際山岳年がらみの「「山岳環境への挑戦」という国際シンポジウムのファーストサーキュラーをホームページに掲載したり.

貧乏暇なし,の一日


会議の一日

学院・研究院の教授会,FD講演,専攻教員会議,共同執筆の打ち合わせなど,一日中会議.

都合により,さる講義を部分的に代行しなければならなくなったり,いろいろ大変.

共同執筆の件はまだ秘密だが,一応南極に関することでお誘いを受けた.同様の書籍がすでにいくつもあるので,どこまで独自性を出せるか心配なところもあるが,なんとかやってみようと思う.


多忙

講演準備の続き.コースのゼミなど.


プラモデル

講演と展示の準備の続き.講座の帰国歓迎会の時にプレゼントしてもらった「しらせ」の模型を展示してみようかと思い立った.でもまだ組み立てていなかったので,急遽制作にとりかかる.

それらしく見せるには塗装が重要,ということで,昼休みにヨドバシまで行って,塗装道具をそろえてきた.モデル本体よりも高くついたかも.

image模型売り場を物色していたら「Mr.カラー艦船色セット3【宗谷】」というドンピシャのセットを発見.思わず購入.箱には南極観測船のカラーリングについてのうんちくが書いてある.独特のオレンジ色は「アラート・オレンジ」という名前で,航空機に使われていたディグロ(蛍光オレンジ)を参考として,1955年に榎本回漕店という会社が最初に採用し,それを宗谷にも採用したのだということである(たしかに会社のホームページを見たら,そこの船はこの色になっている).宗谷の頃はまだ標準色票も制定されておらず,良い顔料もなかったため,現在と比べると幾分くすんだ色になっていた,という.

imageということで,まだ艦載ヘリの作成とデカールの貼付けが残っているけど,久しぶりに童心にかえって無心に取り組み,半日で完成にこぎ着けることができた.風が強くて窓を開けっ放しにできないので,シンナーで頭がくらくらしてきた.でも,我ながらなかなかの出来映えで満足.作りながら,これまで気づかなかった細かな構造なんかも理解できたように思う.逆に,現在のしらせを再現しきれていない所もあったりして,プラモデルも完璧じゃないな,と思ったりもした.

真っ昼間から研究室でプラモデルを作るとはけしからん,と言われそうだけれど,まあこれも仕事の一環ということで許していただこう.その分,早朝から出てきているし残業もしていることだし...


講演準備

今週末に学祭の一環で環境科学院で開催される催しの準備.

南極用の展示品をみつくろっていたら,越冬中にもらった賞品とか賞状とか許可証などが出てきた.これでも展示してみせようかな.


久しぶりの博物館

真っ青に抜けた空.北海道の一年で最高の季節.

息子をつれて久しぶりに博物館へ「科学者のフィールド・スケッチ展」を見に行く.

坂本直行さん,太田昌秀さん,木崎甲子郎さん,橋本誠二さん,樋口敬二さんなど,地質・極地の研究者の作品が大半.私は仕事柄,どの方の作品も日常的に目にする機会が多い.今回は,掘り出し物がないかと期待していったのだけれど,それほどでもない.

O教授の作品があったのはちょっと異質に感じられた.作風も違うし...パンフに記載がなかったのでそこの人に聞いてみたら,企画の実施間際になって追加されたものだということだった.

絵を趣味とされていて個展も開催されているくらいの方ばかりなので,ここでの企画が展覧会的なものになっていては意味がない.博物館として「科学者」のフィールド・スケッチを銘打つならば,もうひとひねり欲しかったな,と思う.

しかし,フィールド・スケッチを一つのカテゴリーとして博物館展示で扱おうとする姿勢は評価できる.かつて「地理学は芸術だ」と題した講義をしていたこともある私としては,スケッチと写真の違い,スケッチを通して自然を理解し記録する意義について,もう少しアピールしてほしかったと思った.


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