コシヒカリ

中国の裕福層をねらって日本のおいしい米の販売が始まったとか.中国がらみではあまりよいことが起きそうになく,一抹の不安を覚えるのだけれど,日本の米が売れるようになるのは,とりあえずはよいこととしておこう.

もう一週間前になるけど,郷里の地方新聞に「コシヒカリの父・杉谷さんの記念碑完成 上市で除幕式」という記事があった.氏の生誕生誕100年を記念したもの.

この像となられた杉谷氏は,コシヒカリの普及活動の立役者として新潟農試で活躍され,その様子はかつて「プロジェクトX」でも扱われたことがある.

実は杉谷氏は澤柿家とも縁のある方.私の幼なじみにはその親類もいる.お盆に帰省したときには,この記念碑に寄ってこようと思う.

「コシヒカリ物語 日本一うまい米の誕生」でも読んでみようかな.


逃避モード

日程的になんとか腰を落ち着けて原稿書きに取り組めそうなモードに入ったものの,いざ始めようとしてもなかなかノッてこない.

あちこちから依頼を引き受けていたら,10月は立て続けに講演行脚をしなければならない日程になってしまった.その参考にしようと,アウトリーチの専門家集団が提供しているPodCastを聞いていたら,ウトウトと居眠りモードに突入.

結局,原稿から逃避の一日.


確認と安堵

アクセス数がやけに多いと思ったら,当Blogのさるエントリーが巨大掲示板で話題になっていたようで...まあ悪い話題ではないのでいいんだけど...

『地球史が語る近未来の環境』をようやく落手.日常的に自分が漂っている世界が活字になったとでもいえるような内容で,第四紀学の参考書としてもよくできていると思う

先日の南極学の講義で,ウソは言っていなかったことを確認できて一安心もしているところ.

ここ数年まったく貢献もしていないし,発表もしていないし,かつて投稿した論文を長期間放置されて怒りまくったこともあったし,自腹を切っている学会費も負担だし,ということで,いくつかの学会を退会することにして,今日は退会手続きをまとめて実施.

べつに急に思いついた訳ではなく,もともと南極に行く前に整理していくつもりで,なんだかんだで処理しそびれていたことなので,気分的には粛々と進めるのみ.

参院選に関して気になるニュース.

原則午後8時に締め切られる投票時間が,かなりの地域で繰り上げられるのだとか.市町村合併で集票範囲が広がったために集約するのに時間がかかるので,迅速な開票作業のために早めに閉めてしまうのがその理由.

集票にどれだけ時間がかかるかなんて,それは行政側の都合だろう!開票結果なんて数時間遅れたって大したもんだいじゃない.有権者・主権者の権利を無視したこうしたやり方は間違っている.

逆に,昭和基地からも投票ができるようになったのはよいことかも(実際の様子はこことかここ).ネットで候補者や政党の選挙情報を得られないのが苦しいところだけれど.


一気読み

午前中は審査にかかりつつあるD論についてゼミ.

Wiki論文の投稿手続きをすませて一段落した後.たまった文献を一気読み.


集中講義

ここしばらく準備にかかりきりだった,国際南極大学プログラムの「南極学特別講義 I」の私の担当分の本番.朝から夕方までしゃべりっぱなしで喉がいかれた.

スライドショー的な越冬経過報告はまあ良いとして,それらしく専門的な話をさまざまなバックグラウンドを持つ全学の院生を対象にするのはたいへん.難しすぎてもいけないし簡単すぎても大学院らしくないし...

「過去一万年の気候が安定しているように見えるのはなぜか?」という鋭い質問には結構ビビった.深層水循環の気候安定装置としての役割に関する質問だが,深層水循環の発生時期・寿命などは正直言って私もよく知らない.ただ,Broecker先生のこの有名な仮説に対してラディマンの仮説というのも出されている事は承知していたので,とりあえずその紹介で逃げる.突然のことだったので,具体的な文献をあげるのに間に合あわなかったけど,質問した院生がこのBlogを見ているかもしれないことを期待して,ここに一覧をあげておく事にしよう.

  • 農耕文明が温暖化を招いた?…日経サイエンス
    上記のオリジナルはこれ
  • ScientificAmerican, March 2005
  • 上記のPDF
  • たぶんこのオリジナル研究は,Ruddiman, W.F. (2003) The Anthropogenic Greenhouse Era Began Thousands Of Years Ago. Climatic Change 61: 261-293.

    Broecker先生の反論というかコメント.
  • Broecker, W. S., and T. F. Stocker (2006) The Holocene CO2 Rise: Anthropogenic or Natural?, Eos Trans. AGU, 87(3), 27.

    上記へのRuddiman氏のコメント
  • Ruddiman, W. F. (2006) On “The Holocene CO2 Rise: Anthropogenic or Natural?”, Eos Trans. AGU, 87(35), 352.
  • まあ,最近盛り上がっているホットな議論ということらしいのだが,越冬中に展開されていたということもあって把握しきれていないため,私自身も急いで追いつこうとしているところ.『地球史が語る近未来の環境』 日本第四紀学会の中で岩田先生がラディマンの仮説に関するコラムを書いておられるらしいので,そのほうが手っ取り早いかも(実は私はまだこの本を入手できていない).岩田先生の掌握度には感服するばかり.

    ほっとして脱力感に見舞われている矢先,昭和基地Wiki論文のコメントが共著者から戻ってきた.休む暇なし.

    ついでに増田耕一氏のページも参考になる.


    山岳氷河の融解

    あすの講義に備えて休日出勤.

    ダメオシでいろいろ調べ物をしていたら,Scienceに7/19付けで氷河の融解の海面上昇への寄与に関する最新の報告がExpressで発表されていたのを発見.

    • about 60% of the ice loss is from glaciers and ice caps rather than from the two ice sheets.
    • This acceleration of glacier melt may cause 0.1-0.25 m of additional sea-level rise by 2100.

    ということ.

    山岳氷河の融解がこれまで考えられていた以上の海面上昇をもたらすという結果.講義の内容も訂正しなきゃいかんかなぁ...


    青臭い話

    投票日まであと一週間.選挙Carの巡回路の最後になっているせいか,うちの場合,制限時間終了間際が一番うるさい.

    今回の参院選で与党が負けても,政権交代する事はまったくと言っていいほどあり得ないので,政権交代を期待した投票行動は無意味だと思っている.

    そもそも参院は良識の府であって,政局とは一歩引いたポジションで,世俗的な衆院の暴走を食い止める役割を担っているのではなかったか?選挙がらみの話の中で,参院の特質を訴える声はあまり聞こえてこない.それに「なにがなんでもやりとげる」という演説を聞くにつけ,「どんな手を使っても法案を通す」と言っているように聞こえてしまうのは参院の理念とは全く逆.

    「そもそも論」の好きな青臭い私としては,参院議員を選ぶ判断材料がなくて困っているところ.


    留守番

    かみさんと長男がカルチャーナイトに出かけてしまったので,下の子をあやしながら留守番.

    打ち上げ花火の音が響いているのを聞くと,どうもうずうずしてきて落ち着かない.この時期恒例のそわそわ感.


    社長復活

    47次越冬隊で「社長」とよばれていた隊員のBlogが再開された.あの独特の語り口が復活.帰国してから南極生活を振り返ってみる,という志向もよいかも.今後の展開に期待.

    気圧が下がってきているせいか,調子が上がらず.


    いよいよ夏休み

    大学のスケジュールでは昨日から夏休み.今日は前期前半最後のゼミ.これから院生たちは本格的にフォールドへと散っていく.

    事故のないよう有意義な夏を過ごしてほしい.

    私は,かかえている原稿書きで夏はつぶれる予定.


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