雑用

衛星受信用ワークステーションの問題は,データ保存用のハードディスクがイカレたのが原因らしい.次の隊が交換品を持ってくるまで,システム用ドライブ一台でなんとかしのがねばならないハメになった.

原稿依頼やら質問やら問い合わせやら,ネットが止まっていた間に溜まったメールをさばくのに半日以上を費やす.

南極展のライブステージで使うクイズの作成.極地研が問題を作って隊員に解答の作成を依頼してきたものと,隊員が独自に問題と解答を考えて出すものの2種類.極地研依頼のものは主に研究系への宿題で,私には2題がやってきた.でも,この程度の問題なら,資料も人手も十分にある日本で解答も用意するべきだ.いらぬ手間を観測隊におしつけるのはまったくけしからぬ.急に忙しくなったのもあって,ついついヤツアタリ気味.

しかし,アウトリーチの重要性はじゅうじゅう理解しているけれども,70回も行われるライブステージの負担分をなにかで補ってもらわないと割に合わないと思うようになってきた.実際に始まると,この鬱憤はますます募るような気がする.

夕食後,野外講習会の3回目.

4.個人装備の意味とその使い方:

  • 南極観測隊で貸与されている個人装備の内容と問題点
  • 個人装備携帯の必要性
  • 個人装備の使い方(いつ、どういうときに使うのか)

    5.共同装備の意味とその使い方:
  • 旅行で使用する共同装備の内容と問題点
  • 共同装備携帯の必要性
  • 共同装備の使い方(いつ、どういうときに使うのか) 


  • マイナス30度

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    海氷GPSのデータ回収に出かけて,やけに鼻毛の凍り方がいいな,と思っていたら,今次初の-30度超の低温を記録していた.あちこちで低温障害が発生している模様.

    寒い中,改修中だった海氷厚測定そりを環境科学棟から外に出し,レーダーをのっけて,2号機の完成となった.

    その後,今後の海底探査計画実施のための打ち合わせ.当面の予定と作業手順について話し合う.

    ミーティングが終わって衛星受信をチェックしたら,全然とれていない.ネット停止とも関係あるだろうと思っていたが,様子が普通じゃない.それでワークステーションをチェックしに行ったら,エラーで止まっていた.内容はちょっと深刻.インテル回線工事にかかりきりで,しばらく無人状態が続いた受信棟は,この低温ですっかり冷え切っていた.普段使わない暖房機の立ち上げにも手間取って,体も凍える状態.そんな中でかじかむ指に息をかけながら復旧作業をこころみる.しかし,こうなると,正常な判断もおぼつかなくなる.パニックにならないよう,辛抱しながら応急処置をすませて,暖かい環境科学棟に戻り,予定よりも早く復旧したインテルサット回線経由で,日本に指示を仰ぐメールを書く.

    夕食後,南極大学の最終回.

  • 「応援団とは」
  • 「ふぐーなぜ食べられるのだろうー」
  • 「情報化の中の昭和基地;今後の基地観測は」

  • 実は,最後のは,南極大学名誉教授の越冬隊長による講義.その中で「情報のストックとフロー」について言及があった.隊長の全体的な論旨は現代の動きに的を射ているものと思うが,「ウェブ進化論」の梅田氏が書いているこういう意見を読むと,やっぱり隊長はまだ「ストック」にこだわる古い世代だな,と思ってしまう.

    インテル回線が停止して何が困ったかって,やっぱり,すでに「所有」を捨てて「向う側」に情報を求めるようになってしまった自分に困るのである.私はもう,「情報をストックではなくフローで扱っている」世代なんだと痛感した.たぶん,これからの越冬世代は,ますますこの傾向が強くなると思う.

    自分で昭和基地Wikiを構築してきたのは,ある意味では「ストック」を積み重ねることであり,これとは一見矛盾しているように思われるかもしれない,しかしそのココロは,「向う側」の充実,つまり「向う側」に頼る世代の到来への布石のつもりでもあるのだ.たぶん,帰路のしらせ上の私自身がそうなっていることは間違いないし,おそらく,南極観測の「向う側」を作っていけるのは,観測隊そのものしかないだろうからね.要するに,隊長の論旨には,ユーザーというか次世代の隊員気質の見通しの甘さがまだ残っていると言うことなんである.そこにさえ気づいてくれれば,隊長のやろうとしていることはずっと完成度を増して効果的に機能するだろうと期待もしている.


    ネット停止2日目

    image今日もネット停止.通信隊員が気をきかせて,かつてネットのなかった時代にとっていたHF無線FAXの共同ニュースを受信してくれた.前に越冬したときは,これが数少ない楽しみの一つだったのを懐かしく思い出した.

    こうしてネットが止まってみて,一昔前の越冬生活気分になれた気がする.自分だけの時間をじっくり使おうかって気になるんだよねぇ.逆に,ネットが使えない越冬では,今の私の状況では周りが許してくれないだろうということも痛感.ネットのできない越冬はもう無理だろうなぁ...

    旅行組が相次いで帰還.また基地はにぎやかになった.

    深夜,この冬一番クラスの激しいオーロラが出現.寒くてじっくり写真を撮る余裕がないのが残念.


    ネット停止1日目

    インテルサット停止.

    全部で11人も野外宿泊組で出払っていて基地内は静か.メールも来なくて,ちょっと快適.


    ネット停止

    休日日課.S16車両整備班が3泊4日の日程ででかけた.人が減ったこともあるが,休日ということで,基地の中はシーンと静まりかえっている.

    「南極展」用増速工事のため 明日から5日まで,インテルサット回線が停止.


    月例報告

    休日日課.6月の月例報告を仕上げる.南極展のライブステージの人員配置表をWikiで管理できるように調整.

    今日から7月.太陽はまだ出ていないが,日中の薄明の明るさにもすっかり慣れて,昼間というのはこんなもん,という感じになってきた.でも,まだしばらくは,すぐに暗くなってしまうことを忘れないように...


    防災訓練

    image午前中,定例の全体会議.

    昼食後,防災訓練の一環で,防煙マスクの装着体験.期限切れで交換予定のマスクを使い,発煙筒で出した煙が充満する空間を試してみる.

    その他,月末処理で一日が終わる.


    Aヘリルート開通

    imageFAと内陸主任の手により,Aヘリから燃料ドラムを氷上輸送するルートが整備された.オングル島の北西端をぐるっと回ることになるが,装輪車が島内を走れなくなっている現在,大量のドラムを運ぶには,雪上車とソリを使って海氷上を運んだほうが効率が良いのである.なにせ,数百規模の本数の燃料ドラムを大陸に上げなければいけないのだから,このルートはこれから頻繁に利用されることになる.

    夕食後,野外安全講習の2回目.

    内陸旅行の行動と安全

    このところ,書きたいと思っていても,おおっぴらには書けないことが増えてきた.別に悪いことしてる訳じゃないんだけど...


    13個目

    定例のオペ会.

    昨夜からの悪天はCブリになった.今次13個目.


    野外安全講習

    久しぶりの悪天.ブリになるかも.

    夕刻,設営部会.夕食後,7月から本格化する野外活動に先立ち,安全講習会を開始.基本的に,越冬未経験者が発表して,いろいろとコメントをもらうという形式.

  • 概論:安全に野外で行動するための基礎知識と常識・非常識
  • 海氷上の行動と安全:


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